大迫純一「法石姫 ~クロイハナトナクシタナマエ」
法石姫-クロイハナトナクシタナマエ- (GA文庫) 大迫 純一 Ein ソフトバンククリエイティブ 2011-09-16 Amazonで詳しく見る |
高校生の工藤大樹は帰宅途中、一人でしゃべる危ない美女を目撃する。その出会いが彼の運命を大きく変えていき…学園バトルアクション。
今は故人である著者の最後の長編。巻き込まれ型ヒーローの主人公と幼なじみの美少女という構図は、「戦艦人間ハヤト」を彷彿とさせる。敵のわけのわからなさ・話の通じなさも「ハヤト」のテイストと似ているかも。
とりかえしのつかないラストを迎えながら、それでも胸に決意を抱く主人公が感動的であった。
そして、五代ゆうによる解説が素敵。著者の作品の魅力がひしひしと伝わってくるし、リスぺクトを感じた。
p.s.イラストは可愛いんだけど、眉の太い人が太くなかったり、長い黒髪のはずの人がショートヘアだったり、ヒロイン(だよね?)の体に赤いラインが無かったりするのは困るなぁ。