今日も良い天気でどこかに行きたくなりますね、タイトルのように旅に出るのはいかがでしょうか。
私はアラサーとアラフォーの境目ですが、高校生の頃、沢木耕太郎さんの
「深夜特急」
を読んで、世界への旅行に思いをはせたものです。
当店には置いてませんが、TVスペシャル版も製作され、大沢たかおさんの好演もあり、とても良い作品になっています。
この深夜特急、バックパッカーのバイブルといわれ、多くのバックパッカーや旅行者に愛読されました。
かく言う私も、この本をかばんに入れ、聖地の一つ、香港の重慶マンションに昨年遂に訪れることが出来ました。
深夜特急を読む際には2つ気をつけないといけないことがあります。
1つは、この本を読むと旅に出たくて仕方なくなります。その思いはなかなか消えることはありません。作者のように仕事をやめて、突然旅に出るという事になりかねませんので注意が必要です。
そして2つ目は、作品に書かれているような世界は今はもう無い、という事。
作者も、あとがきなどで書いていますが、作者の若い頃に訪れた、熱に浮かされたような熱気を含んだ世界は急激な発展を遂げ、当時とは異なっているという事に注意しないといけません。
特に香港、マカオなどはカジノや開発の特区となり、過去の面影を探るのは困難です。
前記の重慶マンションも看板や入口付近は残っていますが、建替え、改装が進み、今は近代的なショッピングモールです。
そのあたりをフィクションと捉えるとしても、この作品は十分すぎるほどに魅力的で、蠱惑的です。
全てを投げ出してしまう覚悟のある方は一度読んでみてはいかがでしょうか。
さて、前置きが長くなりましたが、旅の映画,旅がしたくなる映画、あります。
一気に紹介します。
単騎、千里を走る。
食べて祈って恋をしては海外版深夜特急な雰囲気です。
さあ、みなさんも日常にさよならして、旅に出ませんか?