発熱 | COTO*HANAぶろぐ

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我が家のむすこ【コットン】と2012年CRS(先天性風疹症候群)で生まれたむすめ【hana】、その父ちゃん、母ちゃんの日常。

CRSはワクチンで予防出来ます。
必ずワクチンの接種をしてください。

夜間救急について、診察を受ける為には手続きをした。

以前、過呼吸になった時にここには来たことがある。

他に居るのは殆どが子どもで、患者らしき人の中で大人は私くらいしかいなかった。


手続き後、内科の前で待つように言われ、廊下の椅子に腰掛けて待っていた。


しばらくすると、看護師さんが1人出て来た。

「ここには風疹を調べるキットがないし、先生が見ただけで風疹かどうかっていうのか判断出来ないの…。それでも良かったら先生に診てもらえるけど、診てもらった時点でお金がいるのよ。どうする…?」

と言われた。

「妊娠してるので、不安で来たんですけど…。」

と伝えると、ちょっと待ってと言って、再び診察室に入っていった。

出て来たら看護師さんがもう1人。

2人して、私の顔を覗き込む。

1人の看護師さんが、

「私、風疹になったことあるけど、40℃くらい熱が出て、もうそれはそれはしんどかったのよ。」

と教えてくれた。

この時、私は37.2℃くらい。

「熱もないし、顔の発疹はちょっと違うような気もするなぁ。首は風疹っぽいけど…。」

「明日、皮膚科と産婦人科、両方ある病院へ受診するか、かかりつけの産婦人科に1度電話をして指示してもらったらいいよ。」


それだけを聞いて、結局、私は診察を受けずに、また母の運転で1回実家に戻り、自宅へ帰った。


次の日は土曜日だったし、前の仕事場の後輩の結婚式もあった。

風疹じゃないのであれば、発疹だけかくして結婚式に出席出来るかも。どうか熱が上がりませんように…。


そう祈って、眠りについた。





次の日…。

基礎体温を付け続けていたので、目覚めて直ぐに体温を測った。





37.8℃……!!




恐れていた発熱…。

それと同時に、『風疹かもしれない!』という不安が一気に大きくなった。


まだかかったことはないけど、皮膚科と産婦人科が両方ある市民病院に電話をした。

「うちは紹介状がいるんですよね…。しかも、土曜日だし。それより、1度かかりつけの産婦人科に電話して、相談してみられたらいいと思いますよ♪診療時間になってからね。それでもダメなら、またお電話下さい。」

と比較的丁寧な対応をしてくれた。

電話を切ってから、ハッとして時計をみると、まだ7時半…。


『取り敢えず、落ち着け…』
と自分に言い聞かせて、診療時間まで待って、電話をした。



かかりつけの産婦人科は、症状を伝えても

「妊娠でホルモンバランスが崩れてるだけで、妊娠初期の肌荒れみたいなもの。」

と、あまり深刻に捕らえていなかったが、

「上の子の時に風疹の抗体がないって言われていたんです。だから、心配なんです!」

と伝えると、しぶしぶ

「取り敢えず来てください。」

と言われた。



産婦人科へは、父が送ってくれた。母とコットンは付き添い。


病院で受付を済ませると、すぐに隔離された。


狭い狭い部屋に、私一人。

外の音で様子を伺うが、よう分からない。


待っていると、眠ーくなってきた。
ウトウトしかけたら突然ドアが開いて、勢いよく男の先生と看護師さんが入ってきた。


マスクをとって、顔を見る。
首の後ろのリンパを触って、腫れを確認。

「あぁ…。風疹かもね…。」
と言われた。

採血をして、抗体の値を調べるのだそう。

その日は採血をして帰った。


何とも思い気持ちになった。

自分が『風疹じゃない!』と思ったら風疹じゃなくなるような気がして、必死にネットに書かれてある症状と自分の容態の違う所を見付けては、『違う!違う!』と思うようにした。