目的を失った「仕事」 | ムズカシイことぬき!

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「手段の目的化」についてはいつも注意をしています。

■本末転倒
■手段の目的化
■個人的な最適化より全体的な最適化
■手段の目的化ですね。

人はすぐに「目的」を忘れてしまいます。(自分自身もそうです)

例えば、

【目的】汚れをなくし、整理整頓し、キレイにする
【手段】掃除をする

「毎朝みんなで手分けして5~10分間の掃除をしましょう」
と会社の中でルール化します。そして毎日キレイにキレイに掃除します。
そのおかげでほぼ毎朝はキレイな状態です。

…はい、これだけでは一見何も問題がないように思えます。

でも実は、いつの間にかほぼ全員が、

【目的】毎朝みんなで手分けして5~10分間の掃除をする
【手段】掃除機をかける、雑巾で拭く、トイレ掃除する

こんな感じになってしまっています。 ←手段の目的化

どういうことかと言うと、

【問題】

 ・玄関マットに目立つゴミが落ちていても、だれも拾ってゴミ箱に捨てない
 ・シュレッダーの周りが紙くずだらけでも、放っておく
 ・汚れた休憩室の机の上を、誰も拭こうとしない


…そうです。みんな「掃除をするのは毎朝の仕事」とインプットされて
しまっていて、その時にちょこっと汚くとも、それを翌朝まで放っておくんです。

まさにこれは、目的を失った「仕事」となってしまっている。

他にも、掃除の仕方も「1つの手段」に凝り固まってしまい、

 ・掃除機でホコリを吸い取ると、「目的が達成された」

と考えるようになってしまい、実際は床を拭き掃除をしたり、あるいはタイルカーペット専用
の洗剤で汚れを落としたり、「キレイになったか?」を目的にしていると、その時に
選ぶ手段も変わるんだ、と言う当たり前のことを忘れてしまいます。


これ、掃除以外のことでも、たくさんある「トラップ」です。注意しないとね。


うーーーん。


常に「いったい本当の目的は何か?」を考えるようにしないとね。


ガンバろうっと。