仕事ってもともとは1人で全部やることだったりするんですよね。始まりの始まりは。
それで、お客様が増えて売上が上がり、お客様に対応するために従業員を増やし、1人でやることを数名で手分けしてやるんですね。いわゆる「分業制」の始まりです。そして更にお客様が増え、更に従業員が増え、その分業が更に分業となり細かな枝葉に分かれて行くことになります。
<分業制におけるメリット>
・部分的な作業だけを繰り返すため、効率が良い
・マニュアル化しやすい
・アルバイトでも出来る(低コスト運営)
・専門的に特化し、サービス向上が可能
<分業制におけるデメリット>
・全体の最適化が疎かになりがち(部分的な最適化を優先)
・流れによって部分的にアイドルタイムが発生(ロス)
・マニュアル対応外のイレギュラー対応の弱体化
・専門外、担当外の業務への意識低下(意欲低下)
組織運営の方法論やテクニック論、管理手法は山ほどあろうけど、結局は仕事って元は1つで、それをみんなで分け合って、一度にたくさんのお客様にサービス(対応)しているに過ぎないんですね。全員の意識がまずそこに無いと「引き継ぎ忘れ」「その後は知りません」のような分業制によくあるトラブルが頻発するんです。
メンバー全員で、1人1人のお客様にきちんと対応すること。
出来なかったこと、失敗したことは全員で共有し、全員で改善していく。
これを真面目に毎日きちんと繰り返すこと。
これは1人1人が理解し、高く意識することで、ウソみたいにただそれだけでかなり良くなります。よく言う「病は気から」と同じで、会社(法人)を1人のヒトとして考えると、その法人の気持ちはみんなの気持ちのことなんですよね。
うーーーん。
極端に軍隊チックな精神主義者(超体育会系?)ではないけど、メンタルトレーニングによる仕事のスキルアップや成果向上は絶対にあると思っています。
仕事は気から!
がんばろうっと。