これも自分の経験談からの話ですが、ビジネス(商売)って、下記の2つだとどっちが成功する確率が高いと思いますか?
1.めっちゃ凄腕のスナイパーになって、狙い済ましたライフル1発!
2.下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる、みたいにとにかく手を出しまくる!
これがね、ほとんどの場合において「2.下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」が勝っちゃうんですよね(笑)「1」と比べてみると。嘘みたいな本当の話なんですけど、実際そういうケースをよく見ます。なんとなく学校や家庭で教えられた常識だと、
■二兎追うものは一兎をも得ず
■○○ながら△△は止めなさい!1つに集中しなさい!
■クラスで1つの○○をやりましょう!
※誤解の無いように。上記が良い場合ももちろんあります。全否定ではないっす。
例えば、小売業なんかをやってると売上予算(達成すべき目標)があります。例えば、今月必ず300万円を売りましょう!って目標で、さてどんな政策でその300万円を達成させますか?って時。
1.政策「A」を皆で精一杯やって、売上目標300万円を必ず達成しよう!
2.政策「B」「C」「D」をやって、途中もし未達成ペースなら、
追加政策+「E」「F」をやって、出来れば「G」もやって、売上目標300万円を達成しよう!
となると、これどっちが目標を達成する可能性が高いか、もう何となくわかりますよね?(笑)
やはり、「2」なんですよ。ビジネスって、数(政策×実行)が大事なんですよね。
よく大企業なんかだと、大会議室に人件費高い人達で集まって、進行係の議長なんかが、
「さて、A案、B案、C案と出ましたが、今から多数決で1つに決めたいと思います」
なーんて、なぜだか「案は1つにまとめないといけない病」か何かで1つに決めたりするんですが、はっきり行って本当に数字(売上)を上げたいのなら、全部やらないと。AもBもCもやるんですよ。やる方向で議論しないと。どうやったら全部出来るかを考えないと。(←これ大事!)
あと、あれですね、コストパフォーマンスについての考え方ですが、すでにレベルの高い好成績なものに多くのリソースを使うのはダメなんですよ。成績の悪い(伸びしろの大きい)ものに力を入れないと。ようするに、
A・・・ 97点
B・・・ 72点
C・・・ 28点
計・・・197点
すでにこの状態なのに、なぜだかやっきになって、とにかくAを100点にしようと張り切っちゃうと、もう費用対効果がめっちゃ悪くなるんですよね。
A・・・ 99点(←80%のリソースを使う)結果たったの+2点
B・・・ 80点(←20%のリソースを使う)+8点
C・・・ 28点(← 0% 何もしない)
計・・・207点 +10点上がっただけ(伸び率105%)
そんなことより、成績良いヤツは放っておいて、悪いところで伸びしろあるところや、やった事ないところ(新規事業)にリソースをさくんですよ。
A・・・ 96点(← 0% 何もしない)結果 -1点
B・・・ 70点(← 0% 何もしない)結果 -2点
C・・・ 58点(←60%のリソースを使う)+30点
D・・・ 10点(←40%のリソースを使う)+10点
計・・・234点 +37点!(伸び率118%)
※リソース・・・資源です。会社で言うと「ヒト、モノ、カネ」のこと
ほらゲームの三国志とか信長の野望なんかで、陣地が広がった中盤以降は特に、優秀な武将や金や兵糧を敵国が目の前の厳しい前線ところに多数を配置するじゃないですか?攻められる可能性の低いところは適当なスキルの武将に適当にまかすでしょ?まさにそれが正解なんです。
うーーーん。
三国志では、曹操が大好きです。
がんばろうっと。