追い風市場、向かい風市場。 | ムズカシイことぬき!

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商売を上手く長くやって行く為には、その市場に対し常に的確にアプローチする必要があります。

市場(マーケット)自体がどんどん成長していく、言わば「右肩上がり市場」の場合、これを追い風にして売上を上げていくことが出来ます。

<シェアが1%だったとして>

■ 市場(分母/100%) × お店の占有率(シェア/1%)

 100億円の市場 × シェア1% = 1億円の売上

→市場が追い風、右肩上がりに急成長で、倍になったとする。

 200億円の市場 × シェア1% = 2億円の売上

黙っていても放っておいても必ず2倍になると言う訳でもないのですが、まあそうなる確率は高いし、追い風をうまく利用すればシェアアップも十分図れます。また何より急成長市場の場合は、先に強気に投資をしたもん勝ちなところがあります。(このへんはソフトバンクの孫さんや楽天の三木谷さんなんかが上手だった訳ですね。)

ただ、市場は常に流動的な一面もあります。さっきまで追い風だったのが、急に向かい風になっちゃう事だってもちろんあります。市場が「右肩下がり」になってきた場合は、


■ 市場(分母/100%) × お店の占有率(シェア/1%)

 100億円の市場 × シェア1% = 1億円の売上

→市場が向かい風、右肩下がりで、20%減になったとする。

 80億円の市場 × シェア1% = 8,000万円の売上

市場が追い風から無風(成長ストップ)、そして向かい風(市場縮小方向へ)になってしまった場合は、かなり上手く舵取りしないと船が沈んでしまいます。

向かい風ってムズカシイんだけど、やりようによっては面白いんですよね。要は脅威(ピンチ)と考えるか、機会(チャンス)と考えるかの違い。同じ外部環境要因からでも受け手の考え方1つでまったく違う戦略の道があるんですね。

で、いったい何がチャンスなの?って話ですが、簡単に言うと市場縮小ってことはライバル会社もドロップアウト(撤退or倒産)しやすい訳じゃないですか?そこを椅子取りゲーム感覚で残された限られた椅子を確保していけばいいと言う訳。後は我慢比べ。つまり向かい風の場合はシェアを上げることが重要なんですね。

■ 市場(分母/100%) × お店の占有率(シェア/1%)

 100億円の市場 × シェア1% = 1億円の売上

→市場が向かい風、右肩下がりで、20%減になったが、シェアを2%に引き上げた。

 80億円の市場 × シェア2% = 1億円6,000万円の売上


まあ、でも追い風と向かい風だったら、やっぱり追い風の方が何かとやりやすいので、起業するなら追い風に乗る方が商売を早く軌道に乗せやすいと思います。

で、市場を今よりもっと大きく育てていく為に(常に追い風に乗る為に)何らか投資をすることが大事になります。市場を大きくするにはとにかくユーザー数を増やし続けることです。ユーザー数を増やす為には、その製品やサービスの魅力をより多くの人達に幅広く宣伝活動する必要があります。


ってな訳で、フジヤエービックさん主催の「春のヘッドホン祭り2010」は、ものすんごく意義のあることなので、これはいつか我々も何らかの形でお手伝いをしないと!とか思っていましたが、今回初めてうちのスタッフ2名を取材と言う形で参加させることが出来ました。

$ムズカシイことぬき!-ヘッドホン祭り

いよいよ明日です。イヤホン・ヘッドホンに興味のある方は、お気軽にぜひぜひご来場ください!


うーーーん。


明日は、お店でお留守番だー!