日本をもっと豊かな国にするにはどうすればいいか?
この問いに対する僕の答えは、
・優秀な企業をもっともっと増やす!
・お金持ちをもっともっと増やす!
この2点です。要するに、法人税収や個人税収を今よりもっと増収させる訳です。まず着手するのはここでしょう。って個人的には思っているんですが、どうも日本の政治家の政策は今もバラマキ政策が中心で、残念ながら選挙の票取り政策しかやっていないと思うんです。
昔からマスコミなんかが中心に「弱者救済」的な「お涙頂戴」的な話を美談/美徳としている風潮が強すぎて、全体から見るとごく僅かながらの税金しか払っていない人達に対し、とっても過剰な手厚い社会サービスなどの還元(バラマキ政策)を行なっていて、そのしわ寄せ(財政大赤字)が来ているのが今の現状だと思います。
例えば、個人が国に対して払う額の違いって年収別に見て、かなり開きがあります。
(=累進課税)
■年収1,000万円(独身30代、扶養家族なし) ⇒約270万円を支払う!!!
⇒所得税 約90万円
⇒住民税 約60万円
⇒社会保険料 約120万円
■年収500万円(独身30代、扶養家族なし) ⇒約110万円を支払う!
⇒所得税 約25万円
⇒住民税 約25万円
⇒社会保険料 約60万円
■年収200万円(独身30代、扶養家族なし) ⇒約34万円を支払う。
⇒所得税・住民税計 約9万円
⇒社会保険料 約25万円
上記はほんの一例で、扶養家族がいたり他に何だかんだと個別に見るともっと数字は前後するでしょうが、まあだいたいのマクロ視点のイメージで考えれば大きなズレはないと思います。
で、先に誤解の無いように付け加えておくと、累進課税に対しては賛成派です。その社会において、その人が儲けた金額に応じてその社会に還元していく制度は、とても公平な理念だと思います。
そして、この年収別の税収なんかを見て思うんですが、
■年収200万円の人が3人いるより、年収500万円の人が1人いる方が、国の税収入は上。
■年収200万円の人が8人いるより、年収1,000万円の人が1人いる方が、国の税収入は上。
■年収500万円の人が2人いるより、年収1,000万円の人が1人いる方が、国の税収入は上。
つまり、国民全員の年収が増えれば増えるほど国の税収入は増えるのは当たり前ですが、そうじゃなくても、構成比が変わるだけでも税収入は増えることが可能なんですね。つまり極端に言うと、もっと格差社会を推進すれば、国の税収を上げることも可能なんです。
・・・で、最近「格差社会」ってまるで「悪」のように報道されたり、メディアで取り扱われたりしているので、多くの人が「格差社会=悪」とイメージしているかも知れませんね。できれば街角の人にインタビューなんかして、
A.「格差社会」はある方がいい?無い方がいい?
B.「A.」で答えた理由は?
とか聞いてみたいですね。たぶん「格差が無い方がいい」が多いと思いますが、その理由を言える人はほとんどいないでしょう。なんで悪なのかもよくわからず、なんとなく「悪」だと思わされているので仕方ないんですけど・・・。ただ、もし本当に格差が無くなっていくとすると、国の税収入が今よりもっと減るので、財源確保のため消費税10%とかの議論じゃなくて20%とかの議論になりそうやけど・・・。
うーーーん。
この国に、もっともっと優秀な企業、もっともっとお金持ちを増やしましょうよね~。
って政策が中心の政党や政治家が選挙で支持されるには、いったいどうすればいいのかな~?
うーーーん。
おなかいたい。
PS そういや、最近特に思うんですが、経営と政治ってちょっと似てる気がします。そう言う意味でも経済界から能力の高い経営者が政界に進出して欲しいと願っているんですけどね。