バイオゴールドオリジナル
九霞園が使用している肥料は,
有機肥料バイオゴールドオリジナルです。
実はこの肥料,九霞園が開発段階で関わった製品なのです。
開発の段階で使ってみて良い肥料だったので
製品化の後も園内で使い続けて,ついでに販売して,
現在に至っています。
バイオゴールドの最大の特徴は,
完全発酵済みなので有機肥料なのに悪臭が無く,
虫が湧かず,やり過ぎても害が少なく,さらに液肥にもなることです。
植物に有機肥料をやると,有機質がそのまま吸収されると
誤解されている場合がありますが,
有機質は植物に吸収されるために
必ず無機質に分解される必要があります。
この分解の過程が「醗酵」です。
未醗酵の有機肥料を盆栽にやると,
鉢の上で有機質が腐敗するため,その際に悪臭が出ます。
さらに未醗酵の有機質が残っていると,
場合によっては虫が湧きます。
虫が湧くと鳥が食べに来ます。
よく,盆栽の鉢の上の肥料を鳥が散らかすという話を聞きますが,
あれは未醗酵の有機質に湧いた虫を鳥が食べにくるからです。
おまけに虫が食べた分は,肥料としては無駄になります。
バイオゴールドは有機原料の醗酵・分解が完全に済んで
無機質に移行しているので,悪臭が出ませんし,虫も湧きません。
こういうパッケージに入っています。
こういう三角形の肥料です。
最初は若干臭いがありますが,一度水をかけると臭いはほぼ消えます。
鉢から転げ落ちないように三角形にしたのは
九霞園初代園主・村田久造のアイディアです。
やがて風化して目立たなくなります。
虫が湧くこともありません。
植替え直後の土の上には,砕いたバイオゴールドオリジナルを撒きます。
こうすると根の発育が刺激され,更に
植替え直後の土の真新しさがカモフラージュされます。
植替え直後の植物に肥料をやってはいけないというのは
園芸の常識ですが,どうやらこれは迷信のようです。
固形肥料をやりにくい鉢や,即効性を求める場合は
液肥にしたバイオゴールドを与えます。
水1リットルに対してバイオゴールドオリジナルを2~3粒投入します。
肥料成分が溶け出して水が茶色くなったら,液肥の完成です。
バイオゴールドオリジナルは,水生植物に与えて安心な肥料です。
醗酵が十分でない有機肥料は水中で腐敗して悪臭を放ち,
また,固形の化成肥料は水中では効きが激しいため,
水生植物への施肥には注意が必要です。
でもバイオゴールドは悪臭が発生せず,濃度障害を起こしません。
日に良く当てて,時折バイオゴールドを水中にばらまくだけで良く咲きます。
バイオゴールドオリジナルは,サボテンからハスまで
あらゆる植物に安全に使用できるオススメの肥料です。