人間最高~!!…大野智「怪物くん」最終回批評&総評 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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これまで人間界でさまざまなことを学んできた怪物くん(大野智)。それはすべてムダではなく、見事に修行を終える最終回でした。





日本テレビ 土曜21時
「怪物くん」最終回



主演―大野智
脚本―西田征史
演出―中島悟





友達パワーでデモキン(松岡昌宏)をやっつけてやる!と意気込んでいた怪物くん。





しかし、友達パワーなんてなく、魔王石の力だと知ったら…デモキンのところへ乗り込んで行ったものの…




あっさり降参してしまいます。(笑)





でもって、デモキンに人間界を救うか?怪物界を救うか?選べと言われます…





怪物くんがどちらを選ぶか悩んでいる間に、
ヒロシ(濱田龍臣)を救おうとしたウタコ(川島海荷)や、抵抗してみせたお供の3人は石にされてしまい…

人間の子供たちを救おうとして裏切ったデモリーナ(稲森いずみ)はデモキンに刺されてしまいます。





結局、人間界も怪物界もどちらも助けたいと言う怪物くん。
デモキンがヒロシを刺そうとすると、身を呈してヒロシを守り刺されます!





大事な人を守り助けたい気持ち…それが自分もわかった怪物くんは、封印されていたパワーを取り戻すのです。





そしてデモキンとサシの勝負。
大野と松岡の立ち回り迫力がありました。





戦いながら怪物くんは、人間界で自分が学んできたことを話し、「人間最高~!」と言います!!





魔王石のパワーをもしのぎ、デモキンを倒した怪物くんは、自分にいろいろ学ばせてくれたのは悪魔族のおかげでもある…と感謝し、これからも仲良くしよう…と懐の深さを見せました。




そして、別れの時、帰りたくない…とぐずる怪物くんに帰らなきゃダメだよと諭すヒロシの言葉が泣けましたね…





最後までウタコの恋心を理解できないままだったのは笑えましたが…





ラスト、かつておばあさんに教わった「いただきます」をちゃんと言ってから食べている姿が微笑ましかったです。





怪物くんの成長をしっかりと見せてくれた最終回でした。





今回の評価は…7





あれ!?松本潤はどこに出てた!?と思ったらラストシーンでしたね。





【総評】

当初、「怪物くん」の実写化と聞き、特殊メイクしているPR写真を見た時は、お寒いおふざけドラマになるのでは…?と思い、あまり期待してませんでした。




ところが…





始まってみたら、至極まじめな内容で、お子さま向けのドラマなどとバカにしてはいけないドラマでした。




まず賞賛すべきは大野智の怪物くんの演技。
ちゃんとわがままで怒りんぼうの子供になりきっていて、微妙な表情で感情をあらわすうまさに度々感心しました。





改めて大野智という人の才気を思い知らされ、次にこの人が何を演じてくれるのか、とても楽しみになりました。





「怪物くん」では、お供の3人、八嶋、上島、チェの存在も大きかったですね。八嶋の軽妙さ、上島の善良さ、チェの朴訥さが良いコントラストとなり、作品にはずみをつけていました。




また川島、濱田の姉弟も素直ないい演技でしたし、松岡、稲森、鹿賀らも脇をガッチリ固め、申し分ないキャストでした。





あと西田征史の脚本も、毎回怪物くんがシンプルなことを学ぶ体裁をとっていて、シンプルなテーマだからこそ深い部分もあり…
感動的な回が何回かありました。





26日には早速新作SPがあるようですが、続編を期待したいものです。
(*^-')b