不安との戦い | ブルガダ症候群ICD夫とIgA腎症妻のバイク好き生活

ブルガダ症候群ICD夫とIgA腎症妻のバイク好き生活

突然の心室細動、ブルガダ症候群の診断。ICD植込み手術。
健康、家族、仕事、そしてバイク……病気と生活のバランスに悩みながら、良い感じに落ち着いてきました。
……と思ったら、今度は妻のIgA腎症が発覚。
まだまだ悩みは尽きません。

大学病院で定期診察を受けてきました。
幸い初回のICD作動以降、作動歴は無しということでまずはホッとしています。

実は、今回の定期診察の前に、診察を一度受けています。
深夜に飛び起きてしまったことが数度あり、「ICDが作動したのでは?」と疑ったのです。
体の状態が初回の作動時とは違うので、内心は「違うな」と思っていても、心の不安は膨らむばかりで、なかなか眠れない日が続きました。

診察日まで待とうかなとも考えたのですが、やはり思い切って病院に電話して、ICDのチェックと診察を受けました。
やっぱり気のせいで作動しておらず、気恥ずかしかったのですが、心の中の重苦しい物が取れたような感じで、その後は安心してよく眠れるようになりました。
冷静に考えると、自宅にホームトランスミッターがあり、作動すればすぐに主治医にメールが飛ぶ様になってますのでちっとも不安がる要素は無いのですけれど。

定期診察で心電図は毎回見てもらうので、主治医に「波形の良し悪しと心室細動の起こり易さは関係があるのですか?」と聞いてみました。
「起こる直前の心電図を後から見ればわかるけど、病院にいる間の心電図を見ても何ともねぇ…」という感じのホントに身も蓋もない予想通りの回答。経過を見ている程度ということで。
+αの安心が欲しいのですがそう簡単には得られません。

体の方はICD作動の前も後も、変化が全然なく、心電図のブルガダっぽい波形以外は至って健康な様です。
だからこそ、「こうすれば心室細動はもう起きない」という心の拠り所が無い状態が、漠然とした不安感を産んで、何かのきっかけで大きく膨らんじゃったんだろうなぁ…と自己分析しています。
根本的なところは一生取り除けないので、メンタルの浮き沈みとの戦いはこれからも長く続きますが、少しずつ経験を重ねながら成長していけば、いつか何とかなるかなと考えています。