DNSサーバーというのは、IPアドレスとドメイン（URL）を結びつけるもの。
インターネットに接続しているコンピューター（パソコン）にはグローバルIPアドレスやプライベートIPアドレスというものが割り振られていて、インターネット上で使われる物がグローバルIPアドレス、家庭内のネットワークで使われるものがプライベートIPアドレスと呼ぶ。
たとえば、サーバーとなるパソコンを立ち上げ、ホームページを公開した場合、そのサーバーに割り振られたグローバルIPアドレスを他のパソコンのホームページを見るソフト（ブラウザ）に打ちこめばホームページが表示されるという仕組み。しかしながらIPアドレスというのは4つの数字から成り立つもので非常に覚えづらい。その難点を解決するのがドメイン（ＵＲＬ）というものである。
ＤＮＳサーバーはそのドメイン（URL）からIPアドレスを割り出すもの的な役割をしているわけ。
無料公開しているDNSサーバーアドレスと言えば、「8.8.8.8」と「8.8.4.4」のGoogleDNSが有名。何と言っても数字が覚えやすいという利点があるし、天下のGoogleが管理しているのでサーバーがダウンする事も少なく、ダウンしても復旧が早い。
しかしながら3ヶ月ほど前よりGoogleDNSを使う人が少し減ったかもしれない。
なぜならGoogleがアダルト系のサイトを遮断し始めたからだ。
GoogleDNSを設定しているとアダルトサイトの一部が見れなくなる。
詳しくはこちらの記事で。
http://ameblo.jp/bomber1129/entry-11874071664.html
さて、DNSサーバーの設定一つでアダルトサイトを遮断できるとあれば、ソレが便利と思う人も居るはず！小さなお子様が居る家庭の共用パソコンならアダルトサイトは遮断したいよね。そんな時にGoogleDNSを設定しておけばGOOD。
さて、ここからが本題。
世の中にはそういったニーズに答えるべく、もっと便利な無料DNSサーバーサービスがある。
シマンテック社が提供しているノートンDNS。
シマンテック社のノートンと言えば、インターネットセキュリティやノートンアンチウイルスなど、セキュリティソフトとして1位2位を争うほどの知名度だ。
ノートンは基本有料だが、DNSサーバーは無料で公開している。
このノートンDNSのメリットはズバリ「ノートンが危険・有害と判断したサイトを全て遮断してくれる」って事。
アダルトサイトだけではなく、スパイウェアが仕込まれてる悪意あるサイトから、ギャンブルまで公的秩序を乱すと思われるサイトを遮断してくれるわけ。
ではどういった使い道が有るのかというと、パソコンに疎い人程このDNSサーバーが役立つと思う。
パソコンに疎いイイニクの両親は、バナー広告に誘導されるがまま、日ごろから訳解らない無料ソフトのサイトでインストールを勧められる。その都度メールや電話で「入れた方が良いの？」と聞かれる。
そのほとんどがスパイウェア。
こういったパソコンに疎い人の端末にノートンDNSを設定しておけば、悪意あるサイトが有る程度表示されないようになるわけで少しだけ安心感が得られる。
シマンテックのDNSはGoogleDNSとは違い、いくつかの遮断レベルから選べるよう3段階のDNSサーバーアドレスを公開中。
セキュリティー（マルウェア・フィッシング）
199.85.126.10
199.85.127.10
セキュリティとポルノ
199.85.126.20
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セキュリティ、ポルノと "その他"
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シマンテックによると、"その他"のウェブサイトは成人向けコンテンツ、中絶、アルコール、犯罪、カルト、麻薬、ギャンブル、憎悪、性的指向、自殺、タバコや暴力が含まれているサイトが含まれているらしい。