先日部屋の家具を全取替し、模様替。要らないものも捨て荷物が3分の1ほど減ってすっきりしたのもつかの間PCが不調になった。
2台のマザボ、グラボ、電源等で検証するも原因が特定できず途方に暮れていると、KT氏が3ヶ月前まで使っていたパーツが自分が使っていた構成と酷似しているって事で貰ってきた!
CPUも同じで、マザボに関してはちょっとグレードアップ的な感じでスペックに拘っていないイイニクにとっては有難い奇跡。
更なる検証の末グラボが原因の可能性が濃厚ということで、今はKT氏から貰ってきたマザボ、CPU、グラボにメモリとHDDを差し替えて使っている。
OSを再インストールしたのでスマホや外出先でのテザリングノートPC用に起動しているFTPサーバーの設定もしなおした。
FTPソフトはnekosogoFTPというアプリを使っているのだが、前々からアクセスログに数十秒感覚でルータからのアクセスのログが残り、鬱陶しい状態になっていた。
バッファローのWHR-G301Nというルータを使っていてそれが原因かと思い、放置していたその状況を打開するべくちょろっと検索してみた。
どうやらルータがネットサービスの状況を把握するべく、オンラインのPCに余計なパケットを(FTPのポートに)送っているのが原因らしい。
解決策としてはネットサービスの洗い出しの機能をOFFにすれば良いとのことで、重要でないサービスばかりならOFFにしようと思い、サービス一覧を見てみた。
すると
バッファローのWHR-G301Nを2年ちかくも使っていながら今更気がついた。
WoLに対応してた!
WoLとはWake on Lanの略で、パソコンの電源ボタンを押さなくても、LANケーブルでルータにつながってるパソコンを遠隔操作で電源ONにできる機能。
イイニクは外出先からFTPで自宅のデスクトップパソコンにアクセスすることが多いし、リモートデスクトップで外出先でノートパソコンから自宅パソコンを遠隔操作することも有る。しかしながら、稀に自宅のPCの電源が落ちていることもあり、苦汁を飲むことも。
このWoLを使えば自宅のパソコンの電源を常時起動させている必要も無いので電気代も経済的!
といっても、ルータがWoLに対応していてもマザーボードが対応していなければこの機能は使えない。期待に胸膨らませて調べてみると、無事対応していた。
ということで外出先からは自宅パソコンをWoLで電源ON→FTPでファイル転送やらリモートデスクトップで遠隔操作という事が可能に!
問題は設定方法だが、めんどくさがりの自分は、どれが一番簡単な方法かと、設定方法を調べる事より、簡単な方法を調べることに時間を費やした。その結果一番簡単と思われる方法がコチラ。
①バッファローのWHR-G301N等のWoLに対応したルータを用意
②ルータのポート設定でUDPポート2304を遠隔起動したいパソコンにフォワーディング
※TCPポートではなくUDPポート
それと同時にプライベートIPが変動しないように手動設定を行う。(192.168.1.123に固定する等)
③マザーボードのBIOSでWoLの設定をONにする
※デバイスマネージャー等でイーサネットカードの仕様を吟味しそれに対応したウェイクアップの項目をONに。イイニクが使っているP5Q-SEではPCIEのをONにすればOK。
④ウインドウズ7を起動し、デバイスマネージャーのイーサネットカードのプロバティ
詳細設定の「シャットダウンウェークアップ」の項目を有効化
「ウェイクアップWake on」の設定をMagic Packetにし、電源の管理のタブで「電力の節電のために、コンピューター(略」と「このデバイスで、コンピューターのスタンバイ状態を解除(略」にチェックをつける。「Magic Packetでのみ」って項目はチェックをつけないで良い。
①~④まででルータとパソコンの設定は完了
イイニクは簡単にパソコンを起動したいがため、アンドロイドスマートフォンを利用することにした。
⑤アンドロイドアプリの「Wol Wake on Lan Wan」をアンドロイドスマートフォンにインストール。
⑥下記の設定を行う
Name … home のままでOK
MAC … 起動させたいPCのイーサネットカードのMACアドレス※1
IP or Domain … ルータのグローバルIPアドレス※2
Port … 2304
※1 MACアドレスの調べ方
スタートボタン→プログラム→アクセサリ→コマンドプロンプト
コマンドプロンプトに ipconfig /all (アイピーコンフィグ 半角スペース スラッシュ オール)と打ち込み、物理アドレスと書いてあるのがMACアドレス
( 12:34:56:AB:CD:00 みたいな6桁のやつ)
※2グローバルアドレスは「192.168」から始まるIPではない
ルータにログインしてインターネット側(WAN)側のIPアドレスという項目に記載している番号。
以上の設定をするだけでスマホからいつでも外出先でデスクトップパソコンをボタン一つで起動できます。
ただし、インターネットの契約で、グローバルIPが固定で割り振られてない場合は、ダイナミックDNSの設定が必要になるのでもう一手間加わります。DDNSについては他の説明されているサイトを御覧ください。