しっかし、最近本関係のエントリーしかしてないな・・・


家人から奪ったものの、しばらく放置していたこの一冊を読了。


ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~ (メディアワークス文庫)/アスキー・メディアワークス
¥578
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「ビブリア」には1点、致命的な大問題がある。



私個人の考えとして、物語の伏線には重要なポイントが3つある。


・それが伏線として気づかれないこと

・必ず回収すること

・複数の伏線をごちゃごちゃにしないこと


これができる作家は上手い部類に入れていいと思う。


この作者さんはまさにそういうことができる人だ。


読んでいて気持ちいいくらいストーリーの先が見えないw


見えるようならミステリとしては失格だという話もあるが( ´艸`)




問題はそんなところにあるのではない。


来月から放送される実写版ドラマの配役、さらに言えば栞子役


を、あのゴリ押し女優がやることだ。


そんなの原作のせいじゃないだろう!というお叱りは然り。


実際、私のように、物語の情景を頭の中で構築する(ようにしたい)


読み手にとっては、これは死活問題なのだ。


今回もすでに、読みながら栞子さんの描写で、


ちらちらとその女優の顔や声が割り込んできてしまう。


これだから実写化はイヤなんだ! というのはいつもの主張ですが、


あまりにも原作を無視した設定はいかがなものかと思います。




先に映像から入ってしまうと、


原作本であろうと、ノベライズ本であろうと、


それにあわせて頭の中で構築してしまうので、


例えば、「はがない」を読めば、夜空は井上麻里奈さんで、


星奈は伊藤かな恵さんの声でちゃんと再生されますw


それはいいんだ。



じゃあ「ビブリア」もドラマから入ってれば、


問題なかったかもしれないが、思いっきり違和感はあったはずだ。


その場合、時系列的に見て、本が原作本(つまり先)であれば、


それは本の方を優先すべきだと私は思います。



確実にこのドラマは見ませんが( ̄ー ̄;


テレビを見ていると、奇襲攻撃的にみせられて(スポット番宣とかね)


しまう可能性が高いので、頭がいたいです。


適正なキャストでOVAでも先にやっておいてくれればいいのになあ・・・


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