しっかし、最近本関係のエントリーしかしてないな・・・
家人から奪ったものの、しばらく放置していたこの一冊を読了。
- ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~ (メディアワークス文庫)/アスキー・メディアワークス
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「ビブリア」には1点、致命的な大問題がある。
私個人の考えとして、物語の伏線には重要なポイントが3つある。
・それが伏線として気づかれないこと
・必ず回収すること
・複数の伏線をごちゃごちゃにしないこと
これができる作家は上手い部類に入れていいと思う。
この作者さんはまさにそういうことができる人だ。
読んでいて気持ちいいくらいストーリーの先が見えないw
見えるようならミステリとしては失格だという話もあるが( ´艸`)
問題はそんなところにあるのではない。
来月から放送される実写版ドラマの配役、さらに言えば栞子役
を、あのゴリ押し女優がやることだ。
そんなの原作のせいじゃないだろう!というお叱りは然り。
実際、私のように、物語の情景を頭の中で構築する(ようにしたい)
読み手にとっては、これは死活問題なのだ。
今回もすでに、読みながら栞子さんの描写で、
ちらちらとその女優の顔や声が割り込んできてしまう。
これだから実写化はイヤなんだ! というのはいつもの主張ですが、
あまりにも原作を無視した設定はいかがなものかと思います。
先に映像から入ってしまうと、
原作本であろうと、ノベライズ本であろうと、
それにあわせて頭の中で構築してしまうので、
例えば、「はがない」を読めば、夜空は井上麻里奈さんで、
星奈は伊藤かな恵さんの声でちゃんと再生されますw
それはいいんだ。
じゃあ「ビブリア」もドラマから入ってれば、
問題なかったかもしれないが、思いっきり違和感はあったはずだ。
その場合、時系列的に見て、本が原作本(つまり先)であれば、
それは本の方を優先すべきだと私は思います。
確実にこのドラマは見ませんが( ̄ー ̄;
テレビを見ていると、奇襲攻撃的にみせられて(スポット番宣とかね)
しまう可能性が高いので、頭がいたいです。
適正なキャストでOVAでも先にやっておいてくれればいいのになあ・・・
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