【修習】ボクの集合修習の起案成績+雑感 | ボクのべんきょう日記~弁護士実務と司法修習と司法試験の巻~

【修習】ボクの集合修習の起案成績+雑感

ボクの集合修習の起案成績+雑感

*修習における起案成績について


ボクのべんきょう日記~新司法試験と司法修習の巻~-テスト

[集合修習起案の結果]
記録程度に起案の成績と感想を一言。
デイリー六法のみ持込での即日起案は水物感が否めないです。
事務処理能力と文章力(+筆力)くらいを測るテストとしては良いかもしれません。
個人的には、実際にあった記録(に類するもの)を読めるというのが勉強になります。

実務中の起案成績はあまりよくありませんでしたが、集合修習の結果的にはまずまず。
EとDはなかったものの、Cを取った科目は結構大きなミスをしている上、それ以外の科目も講評で求められているレベルには遠く及ばないので、油断せずに勉強しようと思います。


個数
A

B
3.5
C
1.5
D

E

※ 1科目で2つの成績があった民裁起案1は、各0.5として加算。

■検察
① A
終局処分起案全部(共犯なし)+小問。
時間不足で途中答案だったが意外に良かった。犯人性と犯罪の成否の一部はまぁまぁ。しかし、住侵を不起訴の点、法律問が時間不足でできなかった点がNG(講評済)。

② B+
まさかの通貨偽造の犯罪の成否+小問(´゚∀゚`)キタコレ
全体的に時間不足だったのと、3つくらい最大論点があったとすると、1つについては書き方を大きくミスした(返還前)。やはり、その部分のミスが大きかったようでAは逃したが、他はそこそこ書いていたので、B+にとどまる(講評前)。


■刑裁
① B
犯人性+法律問。
書き方に非常に迷った起案。全体的に迷いが出た。第1と第2の犯人の同一性から論じてみたが、これで良かったのかは不明→やはりダメだった。その他の犯人性の部分ももう少し決め細やかな認定が必要(講評済)。

② B
共謀共同正犯の認定+小問で犯人性+法律問。
構成自体から大きく迷った人が多かったんじゃないだろうか…。かくいうボクも迷いが答案に出ている。
精緻な検討ができておらず、事実認定が雑になってしまった。そういう答案は点数伸びない~って教官が言ってたのに(返還前)。
刑裁はA取れず。正犯意思にほとんど触れず、意思連絡だけをメインにしてしまったのが手痛かった。あとは、やはり証拠からの事実認定が雑になったところも(講評済)。


■民裁
①-1:主張整理 B
得意の問題文読み間違いを発揮。その他の部分は一応合っていたということか(講評前)。
①-2:事実認定 C
事実認定起案、書き方がよくわからない。証拠と事実の整理ができていないと書かれたけど、これは疑問だった。
供述の信用性(客観的証拠との合致以外の部分)に関する事情も補助事実として必要だと思って書いたのが逆効果になってしまったと思う。次は気を付けたい(講評済)。

② A
まさかの主張整理なし。
契約の事実認定問+信義則違反の認定問(メイン)+損害論。バランスがいまいちわからない(返却前)
実務修習もいれて初めてAが来た。問題文の一部読み違いがあったみたいだいけど、事実のまとめ方がうまくいったのかもしれない(講評前)。
評価は結構良く、整理の仕方及びそれに合わせた事実の拾い方がうまくいったことが要因だと思います。それでも拾うべき事実が多数落ちているのは反省(講評後)。


■民弁
① A
構成が微妙で最終準備書面起案がふわふわした。もっと間接事実からコツコツ書くべきだった。
法律問は民事執行。保全しか勉強してなかったのでよくわからなかった。(返却前)
一応、全体的にはまぁまぁということだが、表見代理が薄すぎた。やはり間接事実のまとめかたもいまいち(講評後)

② C
やってしまった。結構できていたと思ったけど、大きな勘違い。
間違い的にこれからもやってしまいそうなものだったので、ここで間違ったのが良かったと思うことにします。


■刑弁
① A
弁論要旨の信用性部分+法律問。
どちらもある程度できていた。信用性の方は、他の供述との不一致の書き方がたまたまうまくいっただけという面も否めない。もっと事情を拾えたので、もう少し頑張りたい(講評済)。

② A
殺意の情況証拠からの認定+信用性(小問)+法律問。事務処理量が多く、全体的にふわっとした(返却前)
やはり、メインである殺意の認定の成績は微妙だった。時間切れが特に響いたと思う。その分、信用性の方はちゃんと書いたのでAに届いた(講評後)。