またまた長いこと更新が滞ってしまい、すみませんでした。

一応妄想はしてるのですが体調のせいで少しずつしか書けないため、いつも以上に時間がかかってしまい気付けば10月末日・・・。

本来ならハロウィン話をUPするべきなのに何も用意出来なかったし、現在ドボンしてる魔人様の罠話も行き詰ってるわでどうしようと思っていたら、何となく気分転換で書いてた話が仕上がったのでこっそりUPしちゃいますね。

毎度お馴染みのおバカ話ですが、よろしければどうぞ。

ちなみに会話形式なので、小ネタなのにダラダラと長いです。




シンプルイズベスト?




「・・・はぁ~・・・。」


「どうしたの?ため息なんかついたりして・・・。」


「あ、敦賀さんお疲れ様です!

それが実は今日紙おむつのCM撮りがあったのですが、その時共演した赤ちゃんと今さっきお別れしたばかりなもので何だか無性に寂しくて・・・。」


「へぇ、そうなんだ・・・でもまあ、そう感じるのも仕方ないんじゃないかな。

最上さんみたいに子どもが好きな人だったらね。」


「それはそうかもしれませんけど・・・って、何で私が子ども好きなことをご存知なんですか?」

「それはね、さっきの君の様子から分かったんだよ。

あんなに悲しそうにされたら誰だって見抜くんじゃないかな?」

「うぅ・・・だって子どもって皆天使みたいだから大好きなんですもの~。」

「ぶふ・・・天使って・・・くく・・・いかにも君らしいね。

まあ確かに可愛いから、そう思う気持ちも分からなくはないが・・・。」


「ちょっと敦賀さん?どうしてそんなに笑ってるんですか?!」


「ごめんごめん。だって天使ってあまりにも君が好きそうな言葉だし、夢見るようにウットリとしてたからつい・・・ね。」


「むぅ・・・笑いながら謝られてもちっとも誠意が感じられないんですけど。」


「まあまあ、そう怒らないで。

ほら、眉間に皺を寄せてるとせっかくの可愛い顔が台無しだよ。」


「・・・私は元からこういう顔なんです!

ですから今のような甘い台詞は私みたいな可愛さなど欠片も持ち合わせていない者にではなく、本当に心から可愛いと思われた方に言ってあげてくださいませ。」


「本当にって、俺は君以外に可愛いと思える人はいないんだけどな・・・まあそれは追々信じてもらうとして、ねぇ最上さん。

話を戻すけどそんなに子どもが好きなんだったら、接してるうちに自分の子が欲しくなったんじゃない?」


「へぁ?え、ええ・・・確かに仰る通りですけど、よく分かりましたね。」


「ああ、それは子どもが好きな人って皆そういう思いを抱くと聞いたことがあったんだ。

だからもしかしてと思ってさ。」


「へ~、皆さんそうなんですか・・・知りませんでした。」


「で、その思いはしばらく残ってしまうみたいで、しょっちゅうやる瀬無さに襲われるようになるらしいよ。」


「えぇ?!これが当分の間続いてさらになんて、それはつらいかも・・・。」


「うん、だけどそれを回避する方法ならちゃんと思い付いてるから大丈夫だよ。

とは言ってもこのやり方はすぐに効果が出ないし俺が協力しなきゃいけないんだが・・・それでもよければ今日から試してみる?」


「敦賀さんさえよろしければ、是非お願いしたいです!

この寂しさが消せるのであればどうなことでも試してみたいですから!」


「了解・・・じゃあ早速俺の家に行こうか。」


「はい!・・・ってそういえば私ったら、全く詳細をお聞きしてなかったですね。

いまさらですけど、どういった方法なのか教えていただけませんか?

一応心積もりはしておきたいので・・・。」


「ん?至って簡単なことだよ。

今君は自分に子どもがいないせいで寂しい思いをしてるんだったよね。

ならそれを解消するには、やっぱり自分の子どもを持つのが一番だと思うんだ。

・・・幸いなことに俺はこの後オフだから、しっかりと協力してあげるよ。

ああもちろん、今回がダメでも出来るまで付き合うのでその辺は安心してていいから・・・ちゃんと責任もとるしね・・・。」


「・・・はい?自分の子ども?協力?責任って・・・・・・ええ~~~~~っっ?!!」


「シンプルだけどお互いにとって欲しいモノが手に入る、すごくいい案だと思わないかい?

シンプルイズベストとは正にこのことだね。

さあ、君の天使に会うため頑張ろうか。」




おわり




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