

「Tigest(ティゲスト)から“ナギに会いたい”って電話が来たんだけど‥‥」
そうBeyuに言われ、私はBeyuと一緒にTigestに会いにいくことになった。
Tigestは私たちが到着するのをズット家の外で待ってくれていた。
そして、私の姿を見つけるなり「ナギ――――――――ッ!!」と叫びながら、私と再度会えたことを
涙を流してまで喜んでくれたていた( だけど私は彼女の顔をスッカリ忘れていた‥‥


※Tigestが作ってくれたインジェラ。
だけど、Tigestは私が彼女の顔を忘れていたことなんて知る由も無く‥‥
彼女はコーヒーセレモニーと手作りのインジェラで振る舞ってくれた。
Tigestが作るインジェラはめちゃくちゃ美味いッ!
一人で黙々とインジェラを食べている時に、後ろから「ダメだ、ダメだ、ナギ!」という声が聞こえた。
――――その声は、ムルおばさんだった(Tigestのお母さん)
( 私、何かやらかしちゃったかな‥‥ )そんなことを思いながら恐る恐るMuluおばさんの方を見ると
彼女は慌てて私の方に走って来てこう言った。

コレは以前もBLOGにチョット書いたことなのだけれども‥‥
エチオピアでは、親しくなると"親しい証拠"に相手がインジェラを食べさせてくれるのだ。

※私のクチにインジェラを入れてくれるMuluおばさん。
それがエチオピアの文化だから照れることはないのだけれど‥‥
最初はクチを大きく「あ~ん!」と開けて、相手からインジェラを放り込んでもらうこの行為が日本人の
私にとっては恥ずかしいと言うか、物凄く照れ臭く感じてしまっていた。
だけど、今となってはこれをやってもらえることを非常に嬉しく思う。
それは相手が自分のことを親しい仲だと思ってくれている証拠なのだから。
私がそうやってもらって嬉しく思うのと同じで、彼らも私がインジェラを千切ってBeyuやTigestたちのクチに
放り込んであげると、彼らもその行為をとても喜んでくれる。それが私としても嬉しい。
そんな喜びを教えてもらってから早2年‥‥

もー、極端な話、エチオピア人を見た瞬間、クチを開けるクセが身についた(笑)
彼らが引こーが何だろーが相手がインジェラを突っ込んでくれるまで私はクチを開けて待つ!(半ば意地)
最初は渋々突っ込んでくれた人でさえも、絶対に食べ終わる頃までには仲良くなれる!
だからこそ、口下手で引っ込み思案な私でさえもクチを開けてるだけで友達が増えちゃうっていうね、
何とも素晴らしいエチオピアの文化!( この素晴らしさはどーやったら伝えられるのだろーか‥‥ )

※私のクチにインジェラを突っ込むティゲスト。
なので、もしも、皆さんがエチオピア人からインジェラを食べさせてもらうような機会に出くわした際は
どーか拒まずに、照れ臭がらずに、大きな口で彼らの気持ちを受け入れてあげて下さい。
そして、その相手に対して自分が心許せる相手だったならば同じ行為を返してあげて下さい。
たったこれだけのことではありますが、本当に面白いくらい彼らと仲良くなれますので是非!お試しあれ

(仮に、試してみたけど仲良くなれなかった!ってこともあるかと思いますが・・・そんな苦情は受け付けておりませんので悪しからず)
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