FCバルセロナがボカと選手育成で提携を結ぶ事が決定!!! | ボカ・ジャパンブログ

FCバルセロナがボカと選手育成で提携を結ぶ事が決定!!!

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FCバルセロナがボカと選手育成で提携を結ぶ事が正式に決定しました。
※FCバルセロナの公式発表の記事はこちら


「世界を代表するふたつのクラブがより絆を深めた」とFCバルセロナの公式HPに掲載されました。
ボカ側が正式発表するのは今週月曜になる予定です。


さて、ではこの提携がどのような内容か?
わたくしカルロスが詳しく説明しましょう。


ボカはブエノスアイレスのルハンという地区に「ラ・カンデーラ」という名の
選手育成の為の宿泊所を所有していました。


私たちボカ・ジャパンもアルゼンチン遠征を行う際、
何度も利用してきた施設です。


同施設は宿舎とは別に天然芝のグランドが3面、
人工芝の屋根付きグランド1面といったトレーニングが出来る環境が整っており、
かつては、ボカのトップチームが利用していたとても歴史のある施設です。


しかし、施設の老朽化が進み、
2005年ボカは同施設を現ボカの育成部長の一人コキ・ラフォ氏に売却。


同氏はラ・カンデーラを「CEFAR」と改名し、
若手選手の育成所として立て直しを図ります。
※このコキ氏とは非常に仲良しなので、この頃の苦労話はよく聞いています。


そして、07年より「CEFAR」はスペインの強豪FCバルセロナと提携。
FCバルセロナは「CEFAR」をアルゼンチンでの拠点とし、
第二のメッシを発掘し、育てるプロジェクトをスタートさせます。


その間にバルセロナ&「CEFAR」で育った選手は約300名。
これら選手はアルゼンチン国内の複数のクラブに在籍しています。
(1名現在バルセロナに在籍)


そして、今回のボカとバルセロナの提携は、
バルセロナが多額の資金を投資した「CEFAR」をボカが利用する事を承認し、
07年よりバルセロナが「CEFAR」に対し技術指導してきた育成のノウハウを
ボカと共有する事を許可するもの。


しかし、今まで「CEFAR」にて育てられた300名の選手達のパセは今まで通り、
バルセロナが所有するという内容です。


したがって、勘違いしてはいけないのは、
両クラブが提携する事により、現在ボカに所属する下部組織の選手たちが
バルセロナの選手になるわけではないという事。


バルセロナが所有するのは今まで「CEFAR」で育った300名の選手のことなので、
ボカで育った選手たちはここには入りません。


しかし、同提携を機に両クラブの絆が深まったことは事実。
今後、育成に関わる情報交換の機会も増え、「ボカからバルセロナへ」
という選手の移籍も増えてくるのかもしれません。


※個人的にはボカがクラックといえる選手を簡単に
バルセロナに売るという事は考えにくいですし、バルセロナ側も若いうちに連れて行くよりも
厳しいアルゼンチンリーグで経験を積んだ選手の方が魅力を感じると思います。


また、ボカがFCバルセロナの育成ノウハウを共有することを許可するとありますが、
これもボカが「バルセロナスタイル」になるというわけではありません。


もちろん、そこから学べる事は沢山あると思いますし、
学ぶべきことはどんどん吸収していくべきだと思います。


しかし、バルセロナがあるスペインとボカがあるアルゼンチンとは環境が全く異なります。
バルセロナのスタイルを100%ボカに導入しようとすれば、絶対に上手くいかない事ぐらい
ボカの人間もバルセロナの人間もわかっているはずです。


※これについては、昨年末ボカのオスカーコーチとも話しましたが、
「バルセロナのサッカーは素晴らしい。しかし、アルゼンチンのボコボコのグランドで
あのサッカーをするのは不可能だ。それにボカはボカのアイデンティティがあり、
それを消し去るほどボカの歴史は浅くない」と言っていました。


したがって、今回の提携は、ボカとバルセロナがお互いを認め、
両者とも対等な立場で今後様々な交流を深めて行こうというものなのです。


しかし、いずれにしろ、
ボカもバルセロナのどちらも自身の哲学をしっかり持ったクラブなので、
こういったクラブ間の交流はマイナス要因は全くないと思います。


以上、BJカルロスでした!


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