おはようございます。
F-Thinktank(シンクタンク)小谷野です。
ひとまず年初より続いた何を買っても儲かった相場は
終わったようです。・・・・
詳しくは「昨日のブログ」で、
週初ですので、今週の日経平均の見通しです。
先週の振り返り
ビッグイベント週だった前週ですが、週前半、
米FOMCを前に米利上げ観測の高まりとそ
の後の利上げペースの加速を睨み、米長期
金利の上昇から、ドル円相場が115円台前半
まで上昇したことを材料として日経平均は年
初来高値を更新し、一時、19600円台後半ま
で上昇しました。
注目のFOMC、一部でFRB理事の利上げ
ペース見通しが引き上げられるのではないか
と予想もあったのですが、結局、年3回に維持
され、失望感からドル安が進行し、米長期金
利急低下→ドル円相場急落→日経平均下落
となりました。
ただし、日銀のETF買いが入り19500円台は
なんとか維持されました。
年初から堅調推移が続いていた新興市場に
も動きがありました。主力のそーせーグループ
株が約15%の急落となったことで、マザース指
数が約5%の下落となりました。
新興市場全般に調整色を強めています。
今週の日経平均見通し
日本が連休中の海外市場ですが、米国株は
小幅なもみ合いに終始しました。
一方、ドル円相場は米長期金利の低下を材
料にドル売りの仕掛けが入り、113円台前半
から112円台半ばまで下落しています。
これを受けてシカゴCME日経先物も19400円
近辺まで下落していますので、週明けの日経
平均株価も下落して始まりそうです。
朝方の売り一巡後は、日銀ETF買いもありも
みあいとなりそうです。
やはり注目はドル円相場です。週末のG20で
は為替に関する文言は維持されましたが、保護
主義に関する文言は削除され、貿易不均衡是正
に向けた米国の意向が改めて確認されたことは
ドル円相場の上値をおさえそうです。
しばらくは、米国長期金利、ドル円相場が日経
平均株価を左右する展開は継続しそうです。
需給面では、先週GPIFが大型株に幅広く買いを
入れたことが注目されます。例年、4月は機関投
資家や外国人が日本株に買いを入れることが多
いですから、そろそろ先取りした動きも出てきそう
です。
また、期末の権利取りの動きも今週あたりから活
発化しそうで中小型株の下値を支えそうです。
テクニカル面では25日移動平均線や一目均衡表
転換線、3月SQ値などが重なる19400近辺がサポ
ートされるのかが注目されます。
予想レンジ 19300-19600
本日の日経平均朝のバイアス
米国株は横ばい、ドル円相場は約1円の下落です
ので、バイアスは明らかに下落方向です。
ただし、海外市場で先物はすでに100円以上下落
していますので、19400円前半から半ばまでの戻り
を狙い売りから入りたいです。利食いは19400割れ
を想定しています。
コヤノポジション
本日は、今日マザースから東証一部に昇格する
有望成長企業のご紹介です。
ヨシムラフードホールディングス(2884)
東証1部
同社は昨年3月に東証マザースに上場し、ちょうど
1年で本日東証1部に昇格をはたした新興食品企業
です。
社名の通り食品を扱う企業ではありますが、中身は
食品企業というよりはM&A企業というほうがふさわし
い業務内容になっています。
中小の食品会社の多くは業績は好調なのですが、
後継者不足に直面している現状があります。業績
は良いのに後継者がいないことで会社をたたまな
ければならないということが少子化の進む日本では
現実に起きているのです。
そういった会社に対して同社は、会社の存続、従業
員の待遇確保などを約束した友好的なM&Aを実施
することで、本来の企業価値より安く買収することで
急成長しています。
同社は買収した企業を売却することはせず、資金調
達や原料調達などでグループ間の連携を強化するこ
とでより効率的な経営を実現しています。
本日東証1部に昇格しましたが、昇格により信用力が
大きく増すことは資金調達、原料調達、販路の確保な
どに好影響を与えることは明らかです。
また、ここ数か月昇格準備のためストップしていたM&A
が今後再開されると予想されますので、成長にさらに
弾みがつくことが期待されます。
株価は3000円手前でもみあいとなっていますが、東証
一部昇格で、4月末にはトピックスへの参入に伴う買い
需要もありますので更なる上値を狙えると考えています。
あなたの取引の参考になれば嬉しいです。
小谷野でした