受刑者に便宜を図った見返りに航空券を受け取ったなどとして収賄と業務上横領容疑で書類送検された名古屋刑務所(愛知県三好町)の元看守の男性(32)=懲戒免職=について、名古屋地検特捜部は24日、起訴猶予処分にした。

 特捜部は処分理由を(1)わいろの航空券が時価3万2000円相当と少額(2)横領した約190万円を全額弁償している(3)免職処分で社会的制裁を受けている--と説明している。

 元看守は5月下旬~6月上旬、正規の手続きを経ずに受刑者の男と知人との信書のやりとりを仲介するなどした見返りに、受刑者側から関西国際空港と中国・福建省の往復航空券を受け取ったほか、08年3~12月に刑務所職員の親睦(しんぼく)会費を横領したとして10月に書類送検された。【山口知】

【関連ニュース】
徳島7億円横領:組員に実刑判決 土地改良区巡り
詐欺容疑:神奈川県職員が架空発注で公金横領 刑事告訴へ
千葉県不正経理:職員2245人処分 横領容疑で4人告訴
司法書士:預かり金1000万円を流用し自殺か 千葉
郵政3社:横領14億8000万円…初の業務改善命令

げんいちのブログ
Ransomeのブログ
債務整理・自己破産
ショッピング枠現金化
ライブチャット