日曜日

こんな天気のいい日は、お山の中にこもりたくなる

街中をパスして車載でひとっとび、いきなり日吉ダムからの出発、なんて贅沢な一日!

と思ったら、Aパチーノさんと遭遇

楽しいトークと、ちょっとショックな出来事について意見をかわして

Aパチーノさんは北へ、一方自分は東へ

この日はたった一人、気の向くまま山を走るんだ



神吉の集落はいつきてもいい雰囲気


ここの景色もお気に入り♪


気になる診療所の建築は、昭和?大正?


一応この方にも挨拶しておかないと


"やあ、ベッキー。いつも元気がいいねぇ!" 元気なのはいいが、目が怖い

さあ、探索ばかりしてないでそろそろ走らないと



うーむ、酷道で名高いR477はあかんらしい


まだ若い頃、車で酷道巡りしてたころにちょくちょくお世話になったが・・・


ならば363線、ようやくの初走行、行ってみようか


これこれ、この感じに飢えてたんよね

鬱蒼とした杉に囲まれた一本道、やや固く感じる酸素の濃い空気を胸いっぱい味わうんだ



周山街道を南下、この日の目的地のひとつ、持越峠へ

雲ヶ畑、桃源郷のような響きがそそられる


持越峠なり


地図をみてると、京北の山の中にひっそりと、しかし存在感たっぷりに鎮座する

やっとこれたなあ、車でも来たことなかったので感慨深い


雲ヶ畑の集落も、期待に違わぬ雲ヶ畑感たっぷり(ナンノコッチャ)


一路、鞍馬へ

紅葉はさぞ綺麗だろうな


電車来ないかなと思ってたら、ナイスタイミング♪


しばらく観光モード突入しますね




家族で叡電に乗って鞍馬から貴船までハイキングをしたことを思い出す

笑顔いっぱい、それはそれは楽しいハイキングだったなあ





さあ、お遊びはここまで

ここからは花脊峠への絶え間ない登りが始まる


例えていうなら箕面川ダムか堀越峠か、延々と10°を超える坂が続く


よっぽどつらそうだったんだろうね、

続々と下ってくるハイカーのご婦人方が

"ファイト、ファイト、頑張れー!"

と、檄を飛ばしてくれる

ほんの少しだけ?でも、やっぱり脚が軽くなる気がするよ




トンネル開通を祈念する看板


恐らく、この瞬間、全世界中で一番花脊トンネル開通を願ったのは自分だな


やっとここに到着


百井分かれ、酷道の世界では知らぬものはいない


左から下ってきたR477は、180度向きを変えて右の怪しげな谷道へ

転回すらできない道、それでも天下の国道な訳だが・・・


ここで脚着き、パワーバーで補給





力攻めでつづら折りを登っていくと、ようやく花脊峠到着



いやー、パンチのある坂だったなぁ

鞍馬で仕入れた昼御飯がわりのよもぎ団子、甘さが胃の府にしみわたる




ダウンヒルは道にも恵まれて豪快、ウヒョー


楽しみにしてた広河原沿いをクルクル回すが

西風なのか、向かい風にすっかり脚はあっという間に消耗してしまったよ




でも、もうひとつの宿題が残ってるんよね

ずっと行きたかった所の一つ、本日2か所めの持越峠へ突入、って、通行止めですか・・・

ただでは退かない


土地の古老を見つけて情報収集、通れるとのお墨付きを得て出発




とはいうものの、車の進入した形跡のない、荒れた路面が続く

不安になりつつも、通行止め区間無事に突破

もう大丈夫と思ったけれども・・・

そうですか、通行止めですか。そんなに強調しなくても・・・


でも、行っちゃうもんね。だって、こっちは明らかに車が入ってる形跡があるからね


と、いうわけで、無事二つ目の持越峠到着

聞こえてくるのは風とせせらぎの音だけ、しずかなしずかな峠だった




そして、日吉ダムへの下りも静かな静かな道


パンクしないように慎重に路面を選びながら

日が傾いて、崩壊しつつある、もはや人影も生活も途絶えてしまった集落


今年の冬はもはや越えられないかもしれない廃屋がわびしい



最後は日吉ダムまで脚を使い切る感じで、無事日吉ダムに帰着




持越サンドイッチの花脊峠は、なかなか脚に堪えたけれども


行きたくても行けなかったところの数珠つなぎは充実感たっぷり


車載、場合によっては帰ってくる必要のない輪行、世界を拡げる可能性を見出したよ