20年前のあの日

独り暮らしのまだ学生だった自分、突然の大揺れに目が覚める

時間を追うごとに拡大する被害をテレビでみて、いてもたってもいられず

いつもは2時間足らずの道のりを、10時間運転して実家に帰りました・・・


家族全員の無事を確認するまで気が気ではなかった

兄のすむマンションは倒壊、身内を亡くした知り合いも多数

車窓からみた惨状は夢の中のようでいて頭の中に刻み込まれている・・・


あれから20年、長いのか短いのか分からないけれど

あの頃、同じ時を過ごした友とのライドにいってきた



宝塚を出発し、池田のいつものLAWSONで集合

さっそく北上していくよ


車通りの少ない旧県道12号を北へ
 

どこに行こうか考えつつ・・・


最初の休憩地、一庫ダムに到着


友とは2回目のライドになるんだけれど

初めてのライドは、豪雨の中20%の坂を下る羽目になるなど散々だったので

気持ちのいい青空のひろがるこの日、気分は上々である



前日の雪だろうか

いつもとは違う風情が広がる


ちょっと幻想的、いい感じな知明湖

龍化吊橋はご覧の通り


当然のごとく、クリートは雪が積もってはまらなくなったし(^^ゞ

この頃はまだ余裕の二人なのだが・・・


栗栖の街は雪に息をひそめる


二人とも雪景色にすっかりおおはしゃぎ♪


深山ライドで通ったお気に入りの道も、雪化粧


栗栖のコンビニにて、コーヒーで一息いれて

さあどこに行きましょ

亀岡?

天王から篠山?

杉生?

大丈夫かな?大人しく引き下がるか・・・いやいや、ここまで来たらいくっきゃない

牛トロ丼を目指して、さあ、北へ!



浮峠を通過して~


雪景色は、完全に二人の判断力を失わせた模様・・・


"スタッドレス履いてきた?"

"チェーン巻かなあかんかな?"

いやいやそんな会話してないよ



なにかが間違っているようにも思うが、もはや反論する気力もない

それでも、二人とも北に向かうことに飽くことをしない


もはや、意地になっているだけじゃないの??



全く、なんて日だ! 

しかし、しかしだ・・・


雪山好きの友は、こんなこともあろうかと登山靴を装備していた模様、なんか嬉しそうである


雪山歩けて良かったね(^^)   


こちとらビンディングシューズですが、なにか?(泣)




でも天気はいいのさ


ようやくここ、はらがたわトンネルに到達、さすがに南下します(諦)

雪がまとわりついたクリートは全くはまらないけれども、無問題


ずっと下りだからクルクルする必要ないのさ♪




すっかり意気消沈した我々は早々に昼食タイム

R173沿いのこのお店、ちょっと入りにくい雰囲気だけれど気になってたんだよね



しし玉丼定食は、美味!うどんも、出汁が良く効いてておいしかった♪



復活した我々は、

逢坂峠の九十九折れを楽しみながら登り

田尻の里道を迷いながら・・・

いつものここへ戻ってきました


 
この日の教訓


雪道を走る時は、ちゃんとスタッドレスタイヤに付け替えましょうね!?



走行距離 90.7km

Av.     17.9km/h

獲得標高 1096m



友よ


豪雨に降られたり、雪山に突入したりいつもいつもえらい目にあわせてしまって申し訳ない


でも、合理的なことばかりでは人生つまらない


これも冒険、楽しかったさ! ん?