運動能力の向上 ボルト氏の偏平足 | 身長を高くするトレーニング(身トレ)

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ウサイン・ボルト氏が偏平足であることは写真から見てとれる骨格構造からも明らかですが、これに反する見解もあるようなので今回はここについて取り上げてみます。

新聞記事にもボルト氏をはじめとして、朝原宣治氏、末續慎吾氏らスプリンターの偏平足を「偏平足ではなく足底筋の発達である」とするものがあります。

 

しかし、足底筋というのは足の裏ではなく膝の後ろにある筋肉です。ですから「足底筋が発達したので偏平足に見える」ということは有り得ません。

或いはこれが脱字であり、「足底筋膜が発達した」と表現したかったのかもしれませんが、足底筋膜は大部分が腱であるため足裏アーチを塞いでしまうように発達することもあり得ません。

 

手も同じ仕組みになっていますので、ご自身の手で確認できると思います。
もし掌(手の平)に筋肉が盛り上がってしまったら物が握れなくなりますが、掌に筋肉は無く、腱によって前腕にある筋肉に接続されていますので握るための筋肉が発達しても機能を損うことがありません。足の裏も同じ構造です。大きな力を発揮する筋肉はスネにあり、足の裏にはありません。


ボルト氏、朝原氏、末續氏に共通する足の形状は、踵骨の過回内を原因とする外脛骨が発達した偏平足と同じものというのが私の見解です。

 

「トップアスリートが運動音痴の代名詞である偏平足であるはずない!」との思いがあるのかもしれませんが、四足歩行の動物には足裏のアーチそのものが無いのですから、つま先接地で疾走するスプリンターの能力にはあまり関係がありません。

 

それ以前に、スプリンターの強いキックこそが、彼等の足を扁平化させている原因であると考えられます。


次回以降、順を追ってこの進行過程を解説します。

 

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身長を高くするトレーニング(=身トレ)は、空手の骨鍛錬から開発された大人の骨を伸ばすトレーニングです。通常は形態変化しない大人の骨をマクロモデリング状態へと変換することで、大人の成長を可能にします。