聖なる怪物たち (文庫) (文庫) / 河原れん

 聖なる怪物たち (文庫) (文庫) / 河原れん
価格:630円(税込、送料別)



聖なる怪物たち 公式HP


第5回

【あらすじ】

春日井(中谷美紀)に問い詰められ、おなかの子の秘密を告白した三恵(鈴木杏)。
「この子はわたしの子。絶対に渡さない」と圭子(加藤あい)に宣言し、日向家を出ようとする。だがその際、階段を踏み外し転落。三恵は春日井が看護師長を務める大久保記念病院に運び込まれる!
病院の前で倒れている三恵を発見した春日井は、助けを呼んで手術室へと搬送。当直だった健吾(岡田将生)は春日井にたたき起こされ、帝王切開で子どもを取り出すことになる。
しかし、無事子どもを取り上げて安堵したのもつかの間、三恵の容態は急変、健吾の必死の蘇生もむなしくそのまま息を引き取ってしまう・・・。
春日井は院長に報告する際、死亡した三恵について「身元不明の妊婦」と説明。一方、何も知らない健吾は、妊婦を死なせてしまい、父親も誰なのかわからない赤ん坊を残してしまったことで、激しい自責の念にかられる。
「なぜ妊婦は亡くなってしまったのか」「この赤ん坊は誰の子なのか」
健吾はその真実を突き止めるため、周囲の静止を聞かず、ひとりで調べ始める。
そこで健吾を待っていた衝撃の事実とは?


(録画して見るので記事は放送日以降になることもあり)

先週の回@日向家
ボストンバックを抱えた三恵・・・

三恵「この子は私の子。誰にも渡さない(と立ち去る)」
圭子「三恵さん?三恵さん待って!三恵さん!」

圭子の目に映ったもの・・階段で転げおちる。うつぶせに倒れている三恵。
「私の赤ちゃん・・」と言って駆け寄る圭子想・・。

@大久保記念病院 宿直室?

ナレ(健吾)「その夜、僕は母の夢を見ていた。写真でしかその顔を知らない母」

健吾「母さん・・」

夜勤中の優佳の携帯が鳴り・・電話の相手は圭子。取り乱している。
「三恵さんが階段から落ちて・・血が・・止まらないの・・」
冷静に指示を送る優佳は、圭子に「うちの病院に運びなさい。私がどうにかする。
私のいうとおりにして・・」

そして優佳は「冷蔵庫に輸血用の血液を保存してある。それを持ってきて」
「病院についたら、三恵さんと血液をその場でおろして」
「あなたはそのまま帰りなさい。誰にも見つからないように」と指示。

そして第一話(こちら)の一番最初のシーンに繋がる・・。

飛び込みの妊婦が「有馬三恵」。三恵は「胎盤剥離」の状態であったこと。
病院の前で下ろして去った車の主は「圭子」(それを優佳は知っていた。)
なんと優佳が三恵の「輸血用の血液」の「ラベル」を張り替えていたこと
があきらかになった。

同じО型だけど三恵の血液型は特殊。優佳は血液型の違うもの輸血してる。

院長・大久保が病院に到着。

優佳「こんな時間に申し訳ありません」
大久保「身元不明の妊婦だって?」
優佳「持ち物を調べましたが身分を証明するものは何も持っていませんでした」
大久保「師長がついていながらなんで飛び込み手術なんて受け入れたんですか」
優佳「ほかの受け入れ先を探したんですがどこもいっぱいで」
大久保「それで患者の容態は?」
優佳「今、司馬先生が蘇生を試みています」
大久保「蘇生だって?」

手術室で健吾が三恵の蘇生を必死行っている。「戻ってくれ・・」
そこに大久保が来て健吾に「もう十分だ」と言いやめさせようとする。
健吾は言うことを聞かない。大久保は言葉を荒げる。「その手を止めなさい!
これ以上は患者の体を傷つけるだけだ」

そして健吾は「死亡宣告」を行う。

大久保は院長室に戻る。そして警察に電話をしようとしますが
その手を優佳が止める・・

大久保「師長!」
優佳「余り早まらないほうがいいかと思いますが。警察に連絡するのは待つべき
   です」
大久保「しかし、身元不明の遺体をそのままほっとくわけには行かないでしょう。
   それに解剖の必要だって・・」
優佳「院長!そんなに子の病院潰したいんですか?」
大久保「何を言ってる?」
優佳「もし下手に医療ミスでも見つかれば今度こそこの病院はおしまいです」
大久保「・・・」
優佳「ここは病院です。遺族が患者の死に何の疑問も抱かないとすれば、どうして
   わざわざ解剖する必要があるんです?」
大久保「春日井君・・君はいったい何を言ってるんだ?」

優佳「(携帯が鳴る。圭子の夫・敏雄からの電話?)もしもし・・いいえ。
  残念ながら・・。えぇこちらにいらっしゃいます。院長、あなたとお話した
  いそうです」
大久保「私と?誰が?」
優佳「ご遺族です・・」

@日向家
敏雄「宜しくお願いします」
圭子を見て首を振る。圭子は「私が殺したんだ。私があの時無理に追いかけたり
しなければ・・」とかなり狼狽している。
敏雄は「あれは事故だ。母親の君がうろたえてどうする!!赤ちゃんは無事に
れてきたんだから。赤ちゃんのためにも君がしっかりしなくければ」と言う。

@大久保記念病院

落胆している健吾に優佳「院長が呼んでいる」
健吾がその場を去ったあと、優佳は平井に「ちょっとお話があるの・・」

(それをドアのすき間から糸川が盗み聞きしているぞ)

平井「できません・・そんなこと」
優佳「なぜ?」
平井「だって・・病院の規則じゃ・・」
優佳「あなたに規則をどうこう言う資格があるのかしら・・
平井「どういう意味ですか?」
優佳「あなたのやってること(患者から金を巻き上げている)私が知らないとで
   も思ってるの?」
平井「・・でも・・」
優佳「司馬先生のためでもあるの・・。もしさっきの処置にミスがあったとしたら
   そこまで言えばわかるわね?(と平井の手を握る)」
平井「・・・」

手術記録の証拠隠滅かそれとも改ざんか・・平井が脅かされて引き受けたの
は、どっちだろう?

@院長室 健吾は大久保にねぎらわれる。

大久保「さっきは大きな声出してすまなかったね。こっちも突然のことで
  びっくりしちゃったもんだから」
健吾「院長・・すいません」
大久保「おいおいどうしたんだ。そんなに頭なんか下げて」
健吾「僕のせいです・・僕が不慣れな帝王切開なんかしたから・・だから
   あの患者さんは・・」
大久保「それはどうかな。春日井師長からきいたんだけど、受け入れてくれる
   病院なかったそうじゃない。もしあのままなにもせず手をこまねいて
   見ていたら、君は今よりももっと後悔していたんじゃないかな?
   それとも君は自分のしたオペに何かミスでもあったと?」
健吾「いや・・それは・・」
大久保「確かに今回のことは残念だ。でも医師として患者の死は避けて通れ
   ないことでもある。肝心なことはこの経験をこの先どう生かすか。
   そうじゃないかい?」
健吾「・・・」
大久保「さ・・今日は帰って休みなさい」
健吾「しかし・・」
大久保「あとは私が代わります。一人でよく頑張ってくれたね」

院長も優佳に言いくるめられているのかな・・。

翌朝、健吾が出勤すると、優佳があの赤子を敏雄に手渡すところに遭遇。
健吾は不審に思い、優佳に誰なのか問う・・と優佳は
「あの患者のご家族です。警察から連絡が来たので引き取りに来た」。

健吾は糸井からあの手術ミスはあんたのせいじゃないと聞かされます。
疑問に思い、手術記録を探そうとする。
しかし、院長・大久保も言葉を濁すだけ・・らちがあかない。

赤子は日向夫妻の元に。圭子は赤子を抱きながら「名を「慶ぶ」と書いて
「慶(けい)」と名づけることにしたという。

ここにきて、また「これ誰?」と言う人物が出てきた。
敏雄の前妻・希美代に「こちらで働いていた有馬三恵という人を探して
居るんですが・・」と声をかけて着た一人の男性・・

そして住所のメモ(「八王子市万人町 3-31-2 コーポ万人町201」と
書いてある)派出所で問い合わすも「調べるもなにもその住所は存在
しないんだもん」とお巡りさん。

えぇぇ。住所ないわけないじゃん!そのあとちらりと映った電柱に
住所書いてあるし・・。えぇぇぇ~。まさかお巡りさんにも口止め
しているの????

途方に暮れる健吾に声をかけてきた男・・(あれ、これって平井のヒモ
の男だよね。派出所の奥から出てきたけど、なんかやったの?)

ナレ(優佳)「この身に纏った聖なる仮面でその命を守り続けようと
  思っていた。だが私は知らなかった。無垢なる者が持つその恐ろしい
  までの情熱を・・」

今日は珍しく健吾のナレではなく優佳のナレだったね^^;

なんかいろんな人がぐちゃぐちゃに絡み合ってきたけど、正しい人は
いないよね。健吾に「正義」があるようにも見えるけど・・。
「無垢なる者」は健吾のことかな。

健吾は病院辞めるのかな。荷物もって病院出てくるシーンが出てた。
慶林大学病院に戻るのかな・・。

やっぱ、混乱する^^;岡田君の声で「母が・・」って言うの聞くと
大河の方のナレと被る・・。こっちも母に想いを募らせる青年?

追記~

岡田君、ナレ&朗読も苦手なんだろうなって思った。
演じて台詞いうのとナレは違うんだろうネ。


私の妹が高校で放送部。どちらかというと朗読よりアナウンス専門
でした(球場のうぐいす嬢になりたかったらしいから。)ので
朗読、ナレは苦手~って言っていたのを思い出した。
現在、妹は小学校に行って「読み聞かせ」するボランティアしてるけど、
かなり練習させられるそうですよ。
読み聞かせはそのまま読めばいい(読めればいい)っていうわけには
いかないからタイヘンらしいですよ。
読んで聞かせる相手が子供だから・・。一本調子でいって子供が
ひいちゃったりあきちゃったりするようではダメみたいだから。