卵料理は幅広い 


アメリカのいわゆる「Breakfast」の食べられるレストランでは卵料理を選ぶとその調理方法を指定しなければならないことがよくある




定番の Sunny-side up (目玉焼き) →結構上半分生状態

      Scrambled egg スクランブルエッグ

      Omlet オムレツ

      Over-easy 目玉焼きの両面焼きだけど中は半熟

      Hard-boiled egg 固ゆで卵

      Half-boiled egg 半熟ゆで卵 などなど

    

そして  Egg benedict エッグベネディクト



そして夫が一番好きなのがこのエッグベネディクト




私が一番最初にこの「エッグベネディクト」という言葉を聞いたのはジュリア・ロバーツの「逃げ出した花嫁(The Runaway Bride)」 かなり前の映画。卵は目玉焼きか卵焼きしか知らなかったような頃





婚約はするけれども結婚式の当日にどうしてもいたたまれなくなって逃げ出してしまう、という行為を繰り返してしまう花嫁マギー(ジュリア・ロバーツ)、そんなjマギーと恋に落ちて結婚しようとするけれども・・・という相手役アイクにはリチャード・ギア 


映画の最後には何故逃げ出してしまうか、という彼女の心理が明かされるわけだけども、自分の個性を隠して相手に合わせていこうとするマギーは「いつもレストランで卵の料理法まで相手と同じものをオーダーするようにしていたの。。。でも本当に私が好きなのはエッグベネディクトなのよ!」


ここまでワクワクドキドキ映画を見ていた私は、はた、と固まった


エッグベネディクトってナンデスカ?


エッグは卵でしょ?


ベネディクト?


辞書で引いたら「新婚の男性」とある


新婚の男性の卵?


さっぱりわからない!



その後そんなことすっかり忘れて、夫と結婚して新婚旅行で行ったオーストラリアのハンターバレーのレストラン、朝からモーニングシャルドネがいただけるようなおしゃれなお店で夫は言った


「Egg benedict, please」


そこで私の昔の記憶がふわーーーーーーーーっとよみがえってきた。


新婚の男性の卵??


まさに夫は結婚したての新婚だし、まさにその卵の料理が今からこのテーブルに来るのね!??



もう、私大興奮!


ずっと探していた答えが、こんなところで!



そして運ばれてきたその料理は


二つに割ったイングリッシュマフィン(軽くトースト)の片方に焼いたハムが乗っていてその上にポーチドエッグ、そしてその上にオランデーズソース(上等なマヨネーズみたいなの)。これをイングリッシュマフィンの片割れではさんでサンドイッチのように食べるものだった


ちょっとイメージが違ったような、いやイメージ通りのような、まったくわからない。


作るの難しそう!



これが私の感想だったわけだど、アメリカで生活していて、幾度となく夫が頼んでいるエッグベネディクト、どのレストランでも一番お値段高め。。目玉焼きは8ドルくらいなのに、エッグベネディクトは13ドルくらい。チップもいるしね。。これは技術代だよね・・・


でも、待って、ポーチドエッグさえ作れれば、あとはスーパーでイングリッュマフィン買ってきてハムのせて、オランデーズソースはまあちょっと考えるとしてもできるんじゃないの??



と取り組み始めた


お店で食べると高いものを家で作れる


こんなにうれしいことってある?



と、ここまでひっぱりましたが、今日はそんなエッグベネディクトに使われるポーチドエッグを乗せたサラダのレシピです。サンフランシスコの北の方にあるワイン王国「ナパバレー」で出てきそうなサラダね、とはるが言ったので「ナパ風」と名付けてみました。




ナパ風サラダ(ポーチドエッグのせ)





ナチュラルな毎日 -Organic Kitchen-





材料 


エンダイブ、サラダ用ホウレンソウ、食用タンポポの葉、軟らかいラディッシュの葉など

    今日は「有機ベビーリーフ」というものを使いました 


   卵 人数分


   お湯 お酢


   

   オリーブオイルまたはその他のヘルシーオイル

   赤ワインビネガー または米酢などのおいしいお酢

   ディジョンマスタード 

   塩

   黒こしょう

   にんにく

   


作り方


サラダの準備をする


サラダ用の野菜を洗って水切りしておく


ドレッシングを作る

 おいしいお酢 大さじ1 マスタード 大さじ1、 塩、挽きたての黒こしょう、つぶしたニンニク1かけを混ぜて

 オリーブオイル 大さじ4を混ぜる


 味を見て、塩やお酢を足す



ポーチドエッグを作る


厚手でも少し浅めの鍋を準備する


鍋に水を5センチ~7.5センチ入れる


お酢を大匙1.5くらい入れる (水1リットルに対し大匙1.5くらい)


中火にかける←沸騰しないように気を付ける


一方で、卵の黄身を壊さないように割ってちいさなボウルに入れる。卵ひとつにつき1つずつボウルを用意して割りいれていく。

→卵の殻が入ったら取りやすいし、ポーチドエッグが作りやすい


もしこの時点で黄身を割ってしまったら、その卵はほかの目的に使うようにしましょう。


鍋の中の水が熱くなって、でもぶくぶく沸騰の泡が立っていない状態になったら、ボウルの一つを手にもって、お湯の表面に近づけ、そっと卵を滑らせるようにお湯に入れる


あくまでもやさしく入れる。すると卵の形がきれいなままお湯に入る


一分後、やさしーくお湯を動かす(卵が鍋の底に引っ付くのを防ぐ)


白身が固まるまで、卵は大変割れやすいので気を付ける


お湯がぶくぶく来そうになったら火を弱める


大き目の卵一つの場合、3分このまま白身が固まるまで待つ


硬めの黄身が好みの場合、5分間待つ


穴あきお玉で卵をすくい、指でその硬さを確認する


キッチンペーパーまたはきれいな布巾の上に乗せて、水分を少しふき取る(あくまでもやさしく)


多くの量を作るときは、ぬるま湯かぬるいスープに入れておいて、次の卵ができるまで待たせる



1つずつ作るのに慣れたら4つくらいは一緒に作れます

その時は加熱時間を3分半~4分にしてください




サラダと卵を合わせる


ドレッシングを大き目のボウルに入れる(にんにくを取り除く)


ボウルをお湯の張った鍋の上に乗せる(ポーチドエッグを作ったお湯の鍋が便利)


サラダ用の野菜を入れて、下から野菜を持ち上げては上の野菜と入れ替えるように混ぜる(tossする)


人数分のお皿の上にサラダをそれぞれおいて、卵を一つずつそっと乗せる


黒こしょうを挽いて卵の上からかけ、すぐに召し上がっていただく



難易度

★★★☆☆☆


ポーチドエッグの作り方をメモして時間通りにできれば、意外と簡単にできます

一分でお湯を軽く混ぜて、そのあと3分で取り出して! と、ここができて、形さえ壊れなければ勝ったも同然です

最初の一個は壊れてしまうかもしれないけど、まあいいか、という状態(冷蔵庫の卵の数や時間などの余裕があるとき)にお試しください


〇サラダにベーコンを入れたい場合は、


サラダを作る前にベーコン二枚を切ってを炒めて、カリカリになりすぎる前に取り出し、その時に出たベーコンの油を大匙1.5杯分、オリーブオイルと入れ替えてください


そしてボウルでドレッシングを温めているときに、この半かりかりベーコンをボウルに入れて、その後野菜を入れて混ぜてください




ナチュラルな毎日 -Organic Kitchen-

とろりっと黄身が出ます。温かいサラダと混ぜながら召し上がってください。


休日のブランチにいかがですか?



そしてエッグベネディクトの作り方はまた次回に・・・・。




  





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