今日はイクラを乗せたちらし寿司を作ろう、と昨日の夜寝るときに決めた。ごぼうのふんわりとした香り、キノコの味わいでベースの酢飯をつつみ、錦糸卵といくらを散らして最後に細切りののりをぱらぱらっと。
日本でのひな祭りは6年ぶり。食材も手に入りやすいし、いいぞいいぞ、と思いながら午前は逗子海岸で凧揚げをして、糸の切れてしまった凧が海に沈んでいくのを見送って、がっかりするはるを励ましながらスーパーへ
なんといくらは売り切れだった
がっかりするのは今度は私の方。食材が手に入りやすいのは朝いちばんだけなのかもしれない。さすが日本、みんな似たようなことを考えるに違いない。
人生でいくらを食べたのは一度くらいのはるは言った「えびでいいんじゃない?」
いや、でも筋子は売ってるんですよ。筋子をほぐして、ああでも塩分が強いからちょっと塩抜きした方がいいか。。。
しかし、筋子はかなり形が崩れていて、ほぐしたら私の理想のちらし寿司とはちょっと違うものができそう。
酒のつまみでパパは喜びそうだけど
そんなとき、いくら発見。なんと手巻き用刺身セットの一部にイクラがアルミカップに入っている。 豪華に海鮮ちらしにするか。。でもなんとそれには卵焼きまで入っている
卵焼きは自分で焼くからあれは無駄になる
というわけで、結局えびに。すると冷凍エビでもタイ産、ミャンマー産、皮付き、皮むき 優柔不断の私には過酷なほどの選択肢。
大きすぎてもなんだかな、ということでお手軽価格の中サイズエビを買った
そんな中、熊本県産のあさりを発見!
よしよし、と1パックをかごに入れると、はるがもうひとパックそっとかごにいれた。こういうの好きだよね。
レジで気が付いたが、
砂抜きしていません
と書いてある。ああもうまじですか? 砂がじゃりっとするあさりだけは勘弁。
帰って急いで砂抜き作業。一リットルの水に大匙1の塩をとかし、あさりをつけてふたをして暗くする。
はるとあきに「できるだけ静かにして、あさりが寝てるから」
そんなこと通用するわけもなく、いつもの通り大騒ぎ。 いや台所でがちゃがちゃと一番うるさかったのは私かも。
案の定、あさりは軽く口をあけたものの、砂はくまでにはいかず、夕食まであと10分となった
ちらし寿司できた、ホウレンソウともやしの胡麻和えできた、カブのサラダできた。大根とにんじんの椀物できた
しかし、メインがない。。。
今から何か肉を解凍するなんて気が遠くなる。
夫は「冷凍ストックのハンバーグとかは?」というけど、あれミニ2個しかなくて、足りませんってば。
解凍してあるのはひき肉のみ。
ふつうならここで肉そぼろ。
しかし、それは寿司には合わんだろう!
悩んでいる間に一品できるだろう、と考えて、玉ねぎのみじん切り、かえし、パン粉、卵、片栗粉、ショウガのすりおろしをビニール袋に入れたひき肉と合わせ、がーっともみ、小さく丸めて揚げて肉団子
揚げている間に片付けとテーブルセット
奇跡の逆転勝利でしたね
明日はあさりって決まってるし。週末のメニューが決まると安心して過ごせるってもんです
おいしい寿司酢は おいしいお酢半カップ、砂糖大匙3 塩大匙1弱を弱火にかけ、砂糖がとけたら出来上がり。いいお酢が手に入らなかったら、加熱を長めにして、お酢をまろやかにしたらよいです。
ちらしの具はごぼうをさきがきにして水につけ、鍋に塩を少しふってしめじを入れ、ごぼうを入れてさらに上から軽く塩をしてぴっちりとふたをしてから弱めの中火で蒸し煮して、最後ににんじんを細切りにしたものを入れて少し加熱。かえしで味を調えます
ご飯が炊けたら5分蒸らして炊飯器から内がまを出汁、すし酢をそっと上からかけてふたをします。五分たったらやさしく混ぜて、さらに具を入れて混ぜて寿司の土台のできあがり。後は錦糸卵といくらと海苔をのせます。いくらの代わりにえびでもいけました。