女優魂ブルース | 週刊 ブルース商会

女優魂ブルース

20160330

こんにちは。保村大和です。

今回、僕は『箱の中身2016』で2人の素晴らしい女優さんと共に作品づくりができていることを、本当に感謝しています。そのお二人とは、残念ながら体調不良のため降板を余儀なくされた朴ロミさんと、その代役を一つ返事で引き受けてくれた、さかいかなさんです。

この作品の「えみこ」という役は、本当に難しい役です。とても切なくて、とても重要な役ですが、下手をすればとても嫌な役なのです。
この難攻不落とも思われる難役に「是非挑戦したい!」と過密なスケジュールをやり繰りしながら稽古場に現れていた朴さんからはビンビン気迫を感じて、僕も刺激を受けていました。
降板は本当に痛恨だったと思います。

そのショックに僕らが浮き足立つ間もない鮮やかなバトンタッチでさかいさんは「えみこ」の役を引き受けてくれました。肝の座っていることこの上なしです。
「えみこ」の人生を舞台上でどう生きるか。
スケジュールだの何だののハイリスクを背負ってまでそこにチャレンジしようとするお二人の女優魂に、僕は心震わされております。

P.S. 朴さん、ゆっくり、しっかり治してくださいね。