映画「尹東柱の生涯」見ました | 南東風の韓国ブログ

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ビョンさんのブログを読んでびっくり。

尹東柱さんの映画「동주」が上映中で見てきたって・・「8/11 映画「空と風と星の詩人~尹東柱の生涯~」と復活した板橋冷麺」の記事ですが、11日って先週だし、韓国映画ってたいてい上映期間が短いです。

慌ててみると、大阪では、心斎橋シアトルで8月18日まで上映延長とありました。

ただし、上映は、朝の10時半からの1回のみ上映です。

で、昨日(しかなかったので)見てきました。

 

このトンジュさんについては、私が行ってるハングル講座の先生から、2回お話を聞いたり、韓国語で勉強したりしたことがあって、この映画のことも知っていましたが、もっと古いと思っていたんです。まさか上映がリアルタイムで知れるとは。ビョンさんありがとうです。


 

・韓国の詩人

・韓国の教科書で載る程有名

・若くして亡くなった

・同志社大学の学生だった

 

くらいの知識でした。

https://ameblo.jp/bluepea/entry-12085401946.html

↑以前の私の記事

 

映画は、白黒映画で、戦時中の日本で学生のトンジュと友人とが治安維持法で捉えられ、福岡刑務所で尋問を受ける形で、始まり、回想シーンでつながれています。

結局2年の刑なのにほとんど(全員かもしれません)毎日、献血?と称して代理血液の実験として食塩水まがいを注入されていって、元気な若い青年が、だんだんとやせ細り、病気になって、血を吐いてなくなっていきます。

 

よくある戦争映画の、拷問とかより恐ろしいです。博多ということで、九大事件も思い浮かんだり、七三一舞台を思い出したりして重い映画です。

昨日が、ちょうど終戦記念日でなにかそれもあって、考えよということかもしれません。

 

創氏改名の時代で、ユン・ドンジュは『平沼東柱(ひらぬまとうちゅう)』と呼ばれ、
一緒に日本へ留学したソン・モンギュは『宗村夢奎(そうむらむけい)』と2つの名前を持ちます。

 

韓国での創氏改名を拒み、いよいよ拒みきれないというときに、どうせ日本語を使うなら、日本へ行こうということで、京都帝国大学を受験しに行くということで、日本へ渡ります。

 

この友人のモンギュさんがまた独特の人で、頭がいいけど、トンジュさんは、受験失敗して、立教大を受けて東京へ・・・。結局東京から、情勢が悪くなって、知人の世話で同志社大学へ編入となったみたいです。

 

日本へきて、日本語で、大学の授業をうけていますが、(試験もですが)ほんとうに、優秀な二人だったんだと思いますが、そういう時代に産まれて、自国や自分を貫きすぎ結局それが、死へとむかうしかなくなっていきます。絶望しかないともうけど、映画の題名のように、空と風と星と詩と・・美しい詩を残しています。

 

最後、韓国へ帰ろうと思った日に、捉えられる二人。

 

映画を見ても日本語字幕で見てもすべてが、すっきりわかるというわけではなく、私の歴史認識が浅すぎて、疑問点が一杯でした。でもいい映画でした。

 

今年が、生誕100年にあたるようで、とりあえげられたりもあるようです。

 

主人公のカン・ハヌルさん、本当にこの映画で坊主になったみたいです。

日本語セリフも猛勉強されたそうです。見習いたいです。

スタッフも、

カン・ハヌルさんもほぼノーギャラで出演したとか・・・

この映画の白黒にしたのは、戦争時代ということもあるけど、低予算だったそうです。

 

最後に流れるエンディングに流れる曲は、カン・ハヌルさんが歌われているそうです。

자화상 - 강하늘↓

 

 

ユーチューブを見ていると、韓国や、日本にもファンが多いようです。

http://dongju-fukuoka.at.webry.info/

韓国のMBCテレビが、福岡に取材されたみたいです。↓

 

 

 

 

 

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これを見に来られた中高年層が多いこと。私も。
 
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関連書籍もいっぱい。
 
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手書きでも書かれていました。
 
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映画ごとに記事をそれぞれ掲示されている映画館でした。