永遠のゼロで飛ぶための旅 フロリダ編その2
訓練は過酷を極める。
何度も宙返りを繰り返し、ベルトが緩んで頭を風防にぶつける。
頭も痛いし、眼球が痛くなるのは、網膜剥離に注意するように医者に注意された。
奥歯は少しかけて、マウスピースをして無線が出来るか心配だ。
それでも頑張る気持ちがわいてくる。
曲技飛行中、開始高度から科目終了時に開始高度に目視で戻ることが出来るくらい見えてきた。
キシミー空港に短距離着陸で最初のタキシーウエイに入ると何やら人だかりが出来ていた。
ブラジルのテレビ局が、「零戦で飛行する日本人パイロット」ということで取材を受けた。
英語でのインタビューに少し緊張したが、南米ブラジルの人たちが、日本人のパイロットが、あらゆる航空機の操縦に挑戦するlことに、興味を持ってくれたのが、とても嬉しかった。
ブラジル人はとっても陽気で、最後にみんなで記念撮影をしたが、ブラジルのテレビが見れないのが残念
次回からは、いよいよ仕上げの後席の教官席での飛行になる。ミスは絶対に出来ない。
これで合格を頂ければ、いよいよゼロへ片手がかかる。
もう夢ではなく、目標でもない。
世界で1機の本物の零戦で飛ぶのは、現実だ。
bluejet