ウォルドルフ人形
- 5歳のお誕生日プレゼント -
昨日ご紹介しました「まりーちゃんとひつじ 」の絵本ですが、実は、先月のblueのお誕生日プレゼントへと続く布石となっていました。
(※コメントをくださったまゆみん さん、スウェーデンではなくてフランスの絵本が正解でした!)
本日は、お誕生日プレゼントをご紹介いたします。
今年、blueのプレゼントとして手作りしたのが上の画像の体長40cm(C体)の抱き人形です。
命名、まりーちゃん。
好物は、はぐら瓜(笑)。
夏と言えば、はぐら瓜の浅漬けが大好きな私。
田舎暮らしの実家へは、ご近所さんから新鮮な野菜が毎日のように届けられます。
今年は、母の漬けた瓜を毎日毎日食べることができ、日本の夏を味わい尽くしました。
私が「毎日、ウリ、ウリ」と騒いでいたので、blueは、まりーちゃんの好物を「ウリ」と決めたようです・・・(^^;
脱線しましたが、このお人形、シュタイナーの教育思想から生まれた「ウォルドルフ人形」というものです。
シュタイナー教育をご存知でしょうか?
シュタイナー教育では、0歳~7歳は人生の中でももっとも重要な時期ととらえられています。
一言で言えば、「自然育児」。
「早期教育」とは対角をなし、子供達をシンプルに自由にのびのびと愛情を持って育てていくというものです。
自然素材そのものを使って遊び、勿論テレビなどはNGです。
(私はシュタイナーを学んだわけではありませんので、正確ではないかもしれません。)
私は育児をしていくなかで、育児の方法を「○○式」というものにあてはめたり、「誰々がすすめたから」という理由で、選択をしていくのを好みません。
親が自分にしてくれたことでうれしかったこと、幸せだったこと、それを子供に伝えたいと思いますし、何よりも子供のことをわかっているのは母親である自分です。
その子にあった育児は子供の数ほどあるわけで、それを模索していくのが親の役目ではないかと思うのです。
もちろん、失敗を繰り返しながら、です。
全て丸ごとどなたかの受け売りは、受け入れられませんが、「これは娘も喜びそう」と思ったものは、もちろん取り入れて行きます。
自然素材のおもちゃは、飽きが来ない上に長く使えます。
身近な人が手作りをしたものを娘は何よりも喜んでくれます。
テレビより、たくさんの想像ができ、親と密着して読める絵本が大好きです。
だから、私は、blueの育児をしていくなかで、それらを選びます。
ウォルドルフ人形も以前より知っていましたが、さほど興味がありませんでした。
ところが運命の出会いがありまして、実際に触れて、その表情を見るとたまらなく愛しくなりました。
小さな目と口がちょこんとついているだけで、表情が乏しいのがこのお人形の特徴です。
それにはちゃんと理由があります。
子供のその時々の感情に応じて、お人形の顔が想像の中で変化するのです。
悲しい時にはなぐさめてくれ、うれしいときには一緒に喜んでくれる、そんな存在のお人形が、ウォルドルフ人形なのです。
慣れない海外生活で頑張っているblueに、そして一人っ子のblueに、これを今作ってあげたい、そう思いました。
もちろん、素材は全て天然素材。
自然のままの羊毛や草木染めで染められた毛糸を使います。キットが販売されていますが、自力で作るのは難しいと聞いていたので、国際電話をかけて1日講習を申し込み、夏休みに1日かけて作ってきました。(実際は完成には2日間の講習が必要です。1日では完成しませんでしたが残りは自力で作りました。)
blueは「まりーちゃんをママが作ってきてくれる」ととても楽しみにお留守番をしていてくれました。
翌日には残作業を終え、お約束のまりーちゃんのお洋服一式も完成。
もちろん、しましまソックスも編みましたよ(笑)
このお人形、サイズは決まっていますが、ちょっとした羊毛のバランスで、目の位置、ほっぺのふくらみを変えることができ自分好みのお人形にできます。
皆さん、何故かお子様の顔に似てくるんですって。まだ、目や口、髪の毛がついていないのっぺらぼう状態でも、もう可愛くて可愛くてたまらなくなってしまうほど、質感や形が絶妙です。
長かった夏休み。
私の実家で、お友達も近くにいない環境で、おもちゃも無く退屈な夏休みに、まりーちゃんはblueの一番のお友達になってくれました。
・・・・・・気づきました?
あの帽子 です。
正解は、まりーちゃんの帽子でした(笑)。
まりーちゃん衣装の他に、イギリスの蚤の市で購入したアンティークのハギレやレースを使ったり、コットンの毛糸で編んだお洋服を作りました。
私の父からも、まりーちゃん用の素敵な手作りプレゼントをいただきました。
こちらもまた追々ご紹介しますね。
こちらの本に、C体ではありませんが、まりーちゃんのお洋服やぱたぽんの作り方が載っているので、参考にしました。