5年前の平成18年の記事でメニコンの眼内レンズ「アバンシィ」発売されている。現在はもっと性能が進化しているだろう。このレンズは、本来白内障用のレンズであるが、青色光網膜傷害にも対応している。
http://www.menicon.co.jp/company/news/vol65.html/
人間の水晶体は紫外線だけでなく、加齢とともに黄色化し網膜光障害をもたらす青色光(Blue Light)の透過抑制する効果的な光フィルターとして機能しています。
しかし、白内障手術により水晶体を取り除いてしまうと、従来持っているこのフィルター効果がなくなってしまうため、ヒト水晶体の色に近似したナチュラルな黄色としています。
現在では、この黄色の眼内レンズの白内障手術後の自然な見え方と、網膜への光障害リスクを軽減する効果が世界で注目されています。青色光網膜傷害という言葉は、一般の人には2010年頃から聞こえ始めてきたと感じていますが、眼科の世界ではかなり昔から一般的だったのだ。アバンシィの特長は以下の通り。
(1) 白内障手術後の自然な見え方や明るさが期待できます。
(2) 青色光(Blue Light)による網膜光障害のリスクを軽減します。
(3) 全屈折度数ほぼ同一の分光透過率となっているため、全屈折度数範囲にわたり、同等の光フィルター効果が期待できます。
われわれは紫外線には強い認識を持っているが、青色光には無防備だ!
どうしてこれまで青色光に対する情報が提供されてこなかったのだろうか?