そういうわけで包囲網の狭まりを感じつつある、ひろむです。

包囲網というのかなぁ、マイノリティになりつつあるというか。
なんの話かというと気づけば周りの単身者が減りつつある。
 
別になにかのポリシーを持って単身者を貫いているわけでもないのに、気づけばマイノリティ。
なにかこう、自軍の陣地が減っていくような、そんな感じがします。
『ACE COMBAT』シリーズに登場するベルカ公国のよう。
もう年貢の納め時であろう、というプレッシャーをかけられているわけではないから、包囲網というのとは違うんですけどね。
独身貴族を名乗ろうにも、貴族感がないし。
noblesse oblige.の精神を身につけることで、貴族の心持ちを体得しようかな。
そういうことじゃない気もしますがw
 
さて前回のデロリアンに続いて、いよいよアバンテを見ていきたいと思います!!
 

 

 

で、こちらも“トミカ プレミアム アンリミテッド”のアバンテはというと。
まずモーターまで再現されてるのがすごい!
ちゃんとノーマルモーターw
そしてタイプ2シャーシ!!
もう、愛だ。
いつぞやのCMのキャッチコピー、「愛だろ、愛っ。」ですよ。
 

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ミニ四駆と並べてみるとモーターの再現度合いが、よく分かる!

相変わらずピントが合ってないから、写真だとわかりづらいんですけど(@0@;)

そしてミニ四駆のセッティングの甘さが目立つな。

 

タイプ2シャーシというのは、初期のミニ四駆のシャーシなんですけど、アバンテJr.はこのシャーシをひっさげて、鳴り物入りでの登場だったのです。
どう伝えたら良いのかわからなくなるほど、当時の子供たちにとって、エポックメイキングな出来事だったんですよ。
大変、語彙数の少ない言い方で表現すると「タイプ2はヤバい」が、当時の僕の印象でした。
それが30数年経っても、僕を縛り続ける“呪”となるわけですが。
 
ひっくり返して裏を見ると、さすがに肉抜き穴までは再現されていませんでした。
そりゃあ、トミカである以上、ボディをとめなきゃいけないですからね。
だいたいそんなところに穴空けたら、強度が持たない。
いや、それでもコースを走らせるわけでもないのに、ローラーが付いてるだけで得点高い。
リアのキャッチャー(ボディの留め具)まで、ちゃんと再現されてるし!

 

 

しかも実際のミニ四駆では塗装必須な部分まで、ちゃんと塗装されてる。
画像の矢印のところ。
ダミーのスプリング部分がミニ四駆のキットでは、自分で色塗らないといけないんですよ。
でもトミカはちゃんと色分けされてる!
ありがたい。

 

 

そのうえ箱も普通のトミカが横から閉じるタイプなのに、これだけミニ四駆同様上から蓋をするタイプ。

 

 

この作り込みよう正直作った人は、いわゆる「公式が病気」の状態なんじゃないかと思えてきます。
そもそも単なる模型に過ぎないミニ四駆をトミカにしてしまおうという発想からして、すでに病気w
それを買う方も「判っているでしょう?同じ病」(『あまいやまい』/マボロシ)です。
「すごい。親父が熱中するわけだ」ですよ。
まさしくおっさんホイホイwww

 

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ちなみにミニ四駆と並べてみると、ラジコンとミニ四駆くらい大きさが違うw

 

ではブラックスペシャルも見ていきましょう。
前回「ブラックスペシャルは色換えだ」と書きましたが、なかなかどうして細かいところを見ていくと、そうとばかりも言えません。
まずキャノピー部分のシールが違う!
同じ黒でもブラックスペシャルは、つや消し黒。

 

 

 

つや消し黒になっただけで、だいぶ印象が違います。
それだけで引き締まった感じというか、ソリッドな感じが引き立ちます。
これは手に取ってみないとわからないことですね。
ミニ四駆ではブラックスペシャルって、さほど珍しくもないんですが、ここにおいてもアバンテは別格ですね。
 
他にブラックスペシャルが別格と言えるのはマッハフレームというマシンくらいのものです。
なにしろ僕はプレミアムがついちゃって高くて手が出ないので、自分で塗装してブラックスペシャル風に仕上げたくらいです。
アバンテは、それに並ぶレベルですよ。
ステッカーさえ手に入れば自分で塗ろうかというレベル。
 
オリジナルのアバンテJr.を手に入れられなかったので、僕の中で“アバンテ=速い”というイメージが固定されていて。
当時のアバンテを知る友達に話を聞くと「そうでもない」と言われるんですけどね(@0@;)
ブラックスペシャルになると“より速い”という印象を受けます。
トミカを転がしたところで、それはわからないんですけどw
あくまでイメージの話だし。
 
ただホイールが赤というか、朱色に近いのは、ちょっといただけないかなぁ。
ミニ四駆あるあるなんですけど。
ホイールの色で残念な感じになっている。
差し色としてアリなのはわかるけど、個人的にはちょっと。
オリジナルがこれなので、いかんともしがたいところですが。
トミカでなくミニ四駆だったら、真っ先に別の色に変えてます。
 
でも全体的としてオリジナルの配色に対して、グッと引き締まった感じがするので、大人のアバンテって感じですね。
オリジナルに対しては、子供の頃からの刷り込みが大きいので「アバンテといえば、これ!」って感じではあるんですよ。
「アバンテはカッコいい」という無条件な反応w
フラットな目で見たら、もっとシャープで速そうなマシンはいくらでもあると思うんですけど。
なにしろ僕の中のミニ四駆御三家筆頭ですからね。

 

 

ミニ四駆のキットより高いとか、そんな野暮なことを言ってる場合じゃない。
観賞用と保管用で2つ買わないといけないレベル。
ミニ四駆は走らせてなんぼだと思っていますが、トミカは飾って楽しむものだと思います。
いや、大人の立場としてはという話ですが。
 
でも、まぁ、あれだな子供がアバンテに食いつくのか?という話ですよ。
もっとシュッとしたミニ四駆が、たくさんありますしね。
トミカとしても実車モチーフじゃないアバンテに、どれくらい需要があるのかと。
完全におっさんホイホイだもんなぁ。
しばらくの間、飾って眺めてニヤニヤしようかと思います。

 

 

 

こんな時だけは子供がいなくて良かったと思いますね。
子供がいないどころか、彼女もいないから杞憂でしかないんですけど(笑)
子供に壊されたら、泣くに泣けないもんなぁ。
「壊されちゃってもいいさ」とは言えない。
 
ホント、デロリアンも、アバンテも満足度高いです。
テレビの通販番組みたいなこと言いますが、自信を持ってオススメできる。
正直「トミカだろ」って、なめていた自分を恥じ入ります。
なにせトミカを経験せずに大人になってしまったもので。
ヤバいなぁ、こうなると『007』シリーズに出てきたアストンマーチン・DB5とか、トヨタ2000GTとか買ってしまいそう。
ルパンのベンツも捨てがたいし。
不惑も過ぎて、トミカに目覚めてしまいそうです。