情報が不足し鮮度も悪い仕事を解決するには、情報の三つの役割を理解すること。
日経コンピュータ 2014年12月25日号 http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/ncd/14/102300028/121200004/

1.資材としての情報
量の多さ、正確さ、新鮮さ、情報収集経路の多さ、信頼性がポイント

2.半製品としての情報
他の仕事の補完的情報であるため、情報を求める者の欲しているポイントを理解すること

3.完成品としての情報
レポート、提案書など「美麗的、装飾的要素」がポイント

情報を読み上げること、単に伝えること、ネットのキーワード検索で収集した情報をそのままプリントすることなど、情報収集を作業としてとらえてしまう勘違い者が多い。

人を介した情報収集を求められるのだから、キュレーターとしての役割がある程度必要だと思う。

また、説得、交渉、企画など仕事のシチュエーションによって、自らが与えられた役割が情報が持つ3つのうちどの範疇に該当するのか、方向性を決めることも大切だ。

納期を確認しつつ、情報提供、仮提案、最終提案など、段階を追って進めることもあるだろうし、補完的な役割を求められることもある。自分勝手にイメージして、物事を進めることほど「ダメ仕事」に陥ってしまう可能性が高い。

私がよく、面接などで質問することに次のようなものがある。

もし、美容師の友人から人手不足で1日アルバイトの助けを求められて働く場合、どのような仕事をすべきか想像できるか? というものである。

素人である自分に求められているのは、顧客との会話、シャンプー、ドライヤーの仕上げなど顧客接点となる仕事ではないことは明らかである。つまり、雑用なのだ。

では、雑用と思い浮かべるものはいくつあるのか想像できるかというのもポイントだ。友人はおそらく教える時間もあまりなだろうから、なるべく想定できることを準備して、仕事のスタート時に、「何をやればいいのか?」という丸投げの質問をしないようにすることだ。

掃除、タオルの洗濯、雑誌の整理、お客様を待合室に案内、お客様の荷物やコートを預かること、シャンプーの補充などが挙げられるだろう。あらかじめ列挙しておき、その店のルールに沿った手段だけを確認するようにできれば、時間も短縮でき理解度も深まる。

事前準備の段階で、相手が求めるイメージを膨らませて確認しながら行うことがいかに大切なのかを情報の役割を紐解いているこの記事から痛感する。







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