アイアムアヒーロー | B l o  gz  o   m bi e
「東テレがアニメやってるうちは大丈夫」



ZQNパニック映画「アイアムアヒーロー」観てきた。
R15付いてるだけあって、残虐シーンも気合入ってる!
吹き出す血潮! 飛び散る脳漿! 吹き飛ぶ頭蓋! 千切れる四肢!

大泉洋演じる主人公・英雄がイイねー。
「普通の人」の枠外になかなか出ないキャラ。描くキャラも同じく。

とはいえ、クレー射撃が趣味ってのはちょっと変わってる。
でもなかなか撃たないってのがリアル。妄想では撃ってたりするのに。

その分、耐えに耐えて、焦らしに焦らせての
クライマックスの大殺戮シーンが爽快なんだよなぁ!

…何日も野宿してるのに、あんまり髪や髭が伸びてなかったなぁ。
車中泊翌朝のやつれた姿を全国レベルで知られている、稀有な俳優だからねぇ。

日常が崩壊していく描写も素敵。
妙に低く飛ぶジェット機が、あんなに不吉とはなぁ。
原作を知ってると…チーフアシが自害しちゃったのは残念かもだ。

そのチーフアシは、ドランクドラゴン塚地が怪演。
口ぶりは冷静なのにシャツが血まみれっていう、異様な迫力

「…トレース無しで都庁を3時間で描けるかっ! このクソ虫がっ!」

ヒロインの有村架純も可愛かったな。
健気なコト言うんだよな。あんなん言われたら放って置けないかも?

最終的には「噛まれたけどZQN化はしない。
時折、怪力を発揮するけど寝ている時間が多い」ってカンジになってた。
けっこうオイシイ状態じゃん。ゾンビ美少女。

もう一人のヒロイン・長澤まさみも良かったね。
こっちは手斧振りまわして、もう…キツいアクションよくやったなぁ。

”地上7メートルの楽園”では玩具にされてたような描写もあって
なかなかハード。アダルトな設定だ。

「ショッピングモールに立て籠る」ってのはゾンビものの常套だけど
屋上じゃー好き放題の暮らしはできないなぁ…
それなのに、横暴なリーダーや暴力男みたいなキャラはちゃんと居るし。

小道具の使い方が上手かったね。ロレックスとかさ。
プラスチックのカゴに無造作に積まれた高級時計で、価値観の崩壊。

さらにZQNとの取っ組み合いのシーンでも、
終盤のアクション直前でも、効果的な使われ方をしている。

お笑いの人もけっこう出てたね。
主人公がアシをしてる漫画家・マキタスポーツとか。
売れっ子漫画家役でラーメンズ片桐も出てたな。

ゾンビ役でメイプル超合金も見かけた。
金髪と巨体で目立ってたぞ。手ごたえアリ!