宝井琴梅師匠の講談を聞く | 真空管のアナログ世界に魅せられて

真空管のアナログ世界に魅せられて

「温故知新」と言う言葉が有りますが、真空管は将にそんな存在だと思います。真空管を今では知る人も少なくなりましたが、デジタル全盛の今でも、真空管のアナログ技術を学び、真空管ラジオを楽しむ人は沢山います。私もその中の一人です。真空管を愛しむ想いで・・・・。

昨日の19日、日曜日の午後1時から、鎌倉・大町の安国論寺の本堂で開演された講談師宝井琴梅師匠の寄席に友人と参加して来ました。


当日は、曇りながら雨は降らず、まずまずの天候でした。


前講を二人のお弟子が合せて50分ほど、真田幸村九度山を発つの一席と、怪談ものの番町皿屋敷の前段でしたが、最高潮の段では、す~と首筋を寒いものが通り過ぎて行きました。


真空管のアナログ世界に魅せられて-安国寺
    安国論寺正面


真空管のアナログ世界に魅せられて-安国寺

   新緑の安国論寺の境内


真空管のアナログ世界に魅せられて-安国寺

   安国論寺の本堂前


結びの一席は宝井琴梅師匠の「政宗の堪忍袋」でした。師匠は、東日本大震災に関連する時勢を交え、本番の政宗の堪忍袋」は流石でした。


伊達政宗が世に出た時、織田信長に33年、秀吉に31年、家康に25年の遅れを取った若僧の政宗の苦渋の忍耐を語りました。その堪忍の報いは明治までお家を存続させるエネルギーと成ったのでした。その堪忍の精神は現在にも通じる教えでも有りました。


この安国論寺における宝井琴梅の講談は、毎月、第3日曜日の午後1時から開演されています。この講談は誰でも参加できる催しで、無料です。しかし、2時間有余に及ぶ熱演には、誰しも1千円ほどの志を置いて感謝の気持ちを表しているようです。


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