<Media Angle> 神戸「Kiss-FM KOBE」が経営破綻 | haru's Angle

haru's Angle

様々なニュース・情報をあなたにお届け致します。

今日2回目の<Media Angle>。今回は、JFN(ジャパンエフエムネットワーク)に属している神戸・Kiss-FM KOBEが昨日(28日)経営破綻しました。実は同じ昨日JFNから除名処分を受けたばかり出の今回の経営破綻となりました。この話題をお伝え致します。


粉飾決算疑惑などが浮上していた兵庫県神戸市に本社を持つFMラジオ局「Kiss-FM KOBE」は昨日(28日)、神戸地裁に民事再生法を適用を申請、受理されたと発表しました。監督委員には幸寺覚弁護士(兵庫県弁護士会)が就任し、横山剛社長ら現経営陣の体制を事業譲渡まで維持し、5月中旬までに具体的な譲渡先などを決めるということ。総務省によると、FMラジオ局の"破綻"は福岡県北九州市のエフエム九州(現:CROSS FM)についで2つ目となります。


また全国38のFM局が加盟する「全国FM放送協議会」(JFN)はこの日、Kiss-FM KOBEを明日(30日)付で除名処分にすると発表しました。Kiss-FM KOBEは全時間帯の6~8割を同協議会からの番組配信に依存している状態ですが、同協議会は「経営環境を改善しない限り番組の配信を5月末で打ち切る」と表明。横山社長は、打ち切りの延長を要請しています。


Kiss-FM KOBEは今年2月、平成19~20年度にかけて売上高を約6億円粉飾した疑惑や、給料未払いなど契約違反が発覚。4月には臨時株主総会を経て大半の役員が入れ替わりましたが、一方で旧経営陣が解任無効を主張するなど混乱が続いています。


横山社長は会見で「売り上げのかさ上げ(水増し)が次々と発覚し、今の会社のまま再生するにはリスクが伴うと判断した」と、申請に至った理由を説明。リスナーについては「ラジオは地域の文化の一つにもかかわらず、申し訳ない」と述べました。


一方、株主総会で解任された相田勲・前社長は「登記上の社長は、私のままだ」などと反発しています。


Kiss-FM KOBE 神戸地裁から民事再生法適用、JFN(全国FM放送協議会)から除名処分、5月末までに具体的な譲渡先を決めること。


という訳で、JFN38番目のFM局として神戸を本社に放送しているFM局「Kiss-FM KOBE」が民事再生法を適用し、神戸地裁から受理されました。更にKiss-FM KOBEが加入しているJFN(全国FM放送協議会)が除名処分を下し、5月末までに具体的な譲渡先を決めるように要請しました。


日本全国にあるFM局の中で経営破綻に及んだのが2年前に福岡市に本社を持つジャパンFMリーグ(JFL)所属の「エフエム九州」(現:CROSS FM)以来となります。


果たしてKiss-FM KOBEは今後具体的な譲渡先が決まっていくのでしょうか?そしてJFNに復帰することが出来るのでしょうか?今後の動きにも注目したいと思います。