<News Angle> サッポロホールディングス、スナック発売&丸大と食品事業で提携 | haru's Angle

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様々なニュースについてお伝えする<News Angle>。今回は、ビール・飲料業界大手のサッポロホールディングスが新たにスナックを販売し、丸大食品と提携し、来年春をメドに新会社を設立する事が明らかになりました。この話題をお伝え致します。


サッポロホールディングスはスナック菓子事業に本格参入します。年内に群馬工場(群馬県太田市)に生産設備を新設。来年2月をメドにサッポロブランドでポテトチップスをコンビニエンスストアやスーパーで全国発売します。高齢化などが響いて主力のビール事業が縮小しており、食品を事業の柱に育てます。


新商品はジャガイモを遠赤外線で焼いて作る日本では珍しいタイプ。油は味付けに限るため、油の使用量は100g当たり12gと、通常の揚げるタイプの半分以下ということ。想定価格は33g入り\150前後。同じ涼のポテトチップスより割高ですが、カロリーを抑えて、健康志向に訴える事で、需要を開拓します。


またサッポロホールディングスと丸大食品は今日(20日)、ヨーグルトやチルド(冷蔵)飲料分野などの食品を開発する事業で業務提携すると発表しました。丸大の子会社にサッポロHDが49%出資し、2009年春から共同で生産・販売を手掛けます。成長が見込める国産原料の冷蔵デザートや健康飲料を強化します。


サッポロホールディングスが丸大の子会社で、デザートなどを生産する安曇野食品工房(長野県松本市)に出資する方針。初年度の売上高50億円、営業利益2億円の見込み。丸大本体からは関連する3工場や、商品企画の人員を新会社に移行します。サッポロ出資後の新社名や事業計画の詳細は今後詰めます。


丸大は1992年からデザート事業を始め、98年に安曇野食品を設立、量販店向けにヨーグルトやカップ入り飲料を販売してきました。サッポロホールディングスは今年7月にサッポロフーズネットを立ち上げ、健康飲料などを拡充しています。今後は丸大の生産拠点とサッポロの発酵技術や営業力を組み合わせ、事業を伸ばす考えです。


サッポロブランドのポテトチップス 来年2月発売予定


サッポロホールディングス×丸大食品 食品新会社 来年春誕生予定


という訳で、主力のビール事業で苦戦しているサッポロホールディングスが新たに来年2月にサッポロブランドのポテトチップスを発売開始し、さらにサッポロ×丸大食品の食品新会社が来年春をメドに誕生する事になりました。新たなる領域でどんなチャレンジとなるか。注目したいと思います。