フィルム・ノワールの巨匠ジャン=ピエール・メルヴィル
夜の会食の待ち合わせのため、新橋駅前にある「ヤマダ電機ビル」前で待ち合わせ。
いかにもオヤジの待ち合わせ場所らしいですね。
待ち合わせ時間までに余裕があったのでヤマダ電機のDVD売り場へ。
最近DVDの売り場での安売りセールが多く、時々掘り出し物に出会うことがあるからです。
先日もショーン・コネリーの主演作品で一番好きな「風とライオン」を1,000円でゲット!したばかりです。
今回は・・・・・・・・・・・・
何と私が大好きというか尊敬してやまないフランスの監督ジャン=ピエール・メルヴィル の遺作「リスボン特急」が1,296円という何とも中途半端な価格で売られていたのです。
VHSは持っているのですが、DVDはなかったので即買い!
久しぶりに見たこの作品、やはり素晴らしい!
もちろんメルヴィル作品に駄作なんてありませんから当然なのですが。
「リスボンへ向かう特急列車が強盗談に襲われる。その動きを察知したパリ警視庁の警部は、強盗談の首領との対決を覚悟する。二人はかつて、固い友情で結ばれた戦友同士だった・・・・・・宿命によって対決さざるを得ない男たちの哀しみを描いたドラマ」
こんな作品です。
警部というか警察署長を演じるアラン・ドロンがストイックでクールだ。
スーツは3つボタンでノータックの細身のパンツでネクタイはいつもブラックだ。
淡いベージュ系のチェックのジャケットのときもネクタイはブラックだった。
これは参考になります。
後期のメルヴィル作品はいずれも「フィルムノワール」と呼ばれています。
最近では「インファナルアフェア」とか「ロード・トゥ・パーディション」とか「あるいは裏切りという名の犬」といった作品がこの系列に入ります。
メルヴィルのフィルムノワール系作品は「男」、「孤独」、「哀しみ」、「宿命」といったキーワードで綴られ、ジャン=ポール・ベルモンド、アラン・ドロン、リノ・ヴアンチュラ主演の作品が大半です。
1966年作品の「ギャング」(リノ・ヴァンチュラ主演)から「サムライ」(アラン・ドロン主演)、「影の軍隊」(リノ・ヴァンチュラ主演)、「仁義」(アラン・ドロン主演)、「リスボン特急」と続きます。
個人的には「仁義」が一番好きです。
もちろん1966年以前の作品もあります。
ジャン・コクトーの小説をメルヴィルが映画化した「恐るべき子供たち」(アンファン・テリブル)は見ていないのですが、興味ありますよね。
ところで、今年の東京フィルメックスでメルヴィル作品の特集が組まれることを偶然知りました!
これは何としても行かねば!
詳細は下記アドレスをご参照下さい。
http://filmex.net/2009/special_p-2.htm
上映会場は有楽町マリオン内の朝日生命ホール。
11月22日(日)が「モラン神父」(10:00~)、「ギャング」(13:40~)
11月29日(日)が「この手紙を読むときに」(10:10~)、「フェルショー家の長男」(13:30~)です。
メルヴィルファンにとってはたまりません!!
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