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2012年02月23日 posted by blog-peacebuilders

パレスチナの事業について

テーマ:パレスチナ

さて、事業地のご紹介がすんだところで、今度は事業内容のお話です。

文章がやや硬めですが、末尾におまけがありますのでご辛抱を。。。


今回の事業では、学校の先生やソーシャルワーカー、そして子どもたちを対象に活動する地元の団体職員などを対象にしたワークショップを開催します。

彼らが日常的に子どもたちと接する際に心理ケアのメソッドを使用することで、子どもたちのストレスを軽減し、彼らの能力をめいっぱい育てられる機会を増やそうということが狙いです。


混迷する政治状況は子どもたちにも容赦なく影響しています。

UNDPの公表しているパレスチナの失業率は22.8%

(ガザ地区の数値が非常に高いため、西岸地区は16-7%程度と考えられます)

日本の失業率が4.6%なので、この約5倍と考えると経済状況の悪さは想像しやすいかもしれません。

高い失業率は、家庭の収入を不安定にし子どもは高等教育の夢を断念せざるを得ません。

また高等教育を受けたところで就職口は著しく限られています。

これに加え、彼らの親たちが見てきたような戦闘状態にいつ陥るかも知れません。

そうなると街が封鎖され、学校にも行けずテレビを見て過ごす日々が続きます。

自分とは別の大きな力に人生が左右されやすい状況では、長期的な将来の展望を描くことは大変困難です。


また先日のブログ でもご紹介したとおり、ヘブロンは保守的傾向が強い街です。

既存の体制を崩すことの困難さや、家族の影響力の強さは子どもたちが最も身近に感じています。

「子どもが親のコピーになる」という言い方は大げさかもしれませんが、状況をよく表しています。


存分に自分を表現すること、様々な困難をクリエイティブに乗り越えていく能力をもつこと、そしてそれらに挑戦し将来を切り開いていく前向きな心をもつこと。

今回の事業はこれら三点を重視するドラマ・セラピーのメソッドを提供するものです。

日本ではあまり聞きなれない言葉かもしれませんが、ドラマ=演劇制作の手法を使い虚構の世界を作ることによって安全な「遊び場」を作ることが最大の特徴です。


具体的にどんな方法が提供されるの?と疑問に思われることでしょう。

実際に参加してみるのが一番!なのですが、3月から始まるワークショップを例にとりながら、お話ししたいと思います。



おまけ 現地スタッフのご紹介ヒヨコファシリテーター編 おまけ


Raed:少年の目の輝きを持つお父さん!日本語っぽくしゃべるのが上手です。


ブログ版PB通信


Mohammad:低音ヴォイス・ハードボイルドなiPad2ユーザー。まつ毛の長さはラクダ並。

Ihab:長身やせ形パレスチナのアントニオ・ヴァンデラス。マイケル・ジャクソン風にも踊れます。


ブログ版PB通信



*パレスチナでの教育支援事業にあたり、ボランティアを募集します。

日本語書類の英文化作業や、事業紹介、日本国内での広報活動などが主たる内容となります。

パレスチ問題にご関心のある方、詳しくはなくてもこれから知っていきたいという方、さらにはアラビア語ができるという方!!大歓迎です。

お気軽にメールにてお問い合わせください。

imamura@peacebuilders.jp

(担当:今村)



広
島ブログ
2012年02月22日 posted by blog-peacebuilders

広報みなみそうま2月号【お知らせ版】届きました!福島民報もお取り寄せしております!

テーマ:東日本大震災

PBでは被災者の皆様、そして全国の皆様に情報共有すべく、努力しております。



先日、近所の方と福島の話をしていたら、

忘れちゃいけんもんね

との言葉。


私は、福島はまだ終わっていない。まだ続いている。

みんな放射線との不安と共存しながら生活している。


それを伝えたかったのだが、事故が収束したかのように世間では思われている。

まもなく震災から1年を迎えようとしている中、やはり、遠い国の出来事のようにとらえている人は残念ながら多い。


これが温度差というものなのだろう。


PBにできること。

福島の情報をみなさんに伝え、そして全国に避難しているみなさんに伝えたい。


いつかは故郷へ帰れますように。


福島でみんな頑張っています。


子供たちを守りながら、大人に頑張ってもらいたい、そう願う毎日です。



ブログ版PB通信  福島民報新聞 2月15日付

ブログ版PB通信 広報みなみそうま2月号(お知らせ版)
ブログ版PB通信 南相馬市教育委員会では、いち早く

給食丸ごと1週間分冷凍し、ミキサーにかけたものを、ゲルマニウム半導体検出器で測定する

という学校給食提供食について、放射線量の測定方法を改革いたしました!

東大大学院理学系研究科の早野龍五教授から提案を受けたそうですが、南相馬市は、行動が早い!グッド!


【以下 広報みなみそうま より抜粋】

現在、全国の自治体で行われている食材の一部を抜き取るサンプリング検査では、調理後の給食をたべたことによる内部被ばく量を正確に知ることはできません。

一方、今回の検査では、子供たちに提供した給食を丸ごと測定するため、実際に給食で摂取した放射性物質の積算量を誰でも簡単に知ることができます。


確かに、部分的なサンプルを測定しただけでは、本当に大丈夫なのだろうか?という不安は拭いきれませんでした。

丸ごとであれば、これは安心できると思います。


ほかの自治体も実施しているのか気になります。


そこで、

PBスタッフKは、福島市教育委員会 保健体育課へ問い合わせてみました。

担当者によると、


現在、給食センターには食物用放射線量の簡易式測定器は4台あるのみで、ゲルマニウム半導体検出器は無い。


給食センターから配送される給食を利用の学校については、週1回 測定。

それ以外の単独給食(自校で給食を作っている学校:通称 自校食)の学校については、月2回

それぞれ1回の測定で5品~6品についてのみ。


来年度4月以降については、サンプル検査ではなく、給食の丸ごと検査にもっていきたい、との話もでているそうで、

3月の議会で了解を得れば、実施できるようになるかもしれない、との現在検討中、の答えをいただきました。


南相馬を見習っていただきたいものです。


大人は年度末とか、予算がああだ、こうだと、時間をかけて、話を進めようとしますが、日々給食を食べているのは子供たちです。

こうして議会だ、なんだと話している間も、子供たちは授業を受け、お昼には給食を食べています。


放射線で汚染されたものが口から体内に入らないように、早く大人たちに動いてほしいものです。







↓↓ピースビルダーズは南相馬市を中心に、原発によって影響を受けている地域の人々を支援しています↓↓


◆特定非営利活動法人ピースビルダーズ(PB) 寄付口座◆

広島銀行 本店 普通 3556132

三菱東京UFJ銀行 広島中央支店 普通 1281204

ゆうちょ銀行 五一八支店 普通 4292696


*銀行振込の際は、お手数ですが、お名前、ご連絡先、何でもひとこと、など、メールで ご連絡いただければ幸いですface01




広島ブログ


2012年02月21日 posted by blog-peacebuilders

エクスカーション報告③

テーマ:平和構築人材育成事業
お天気に恵まれた晴れ今月11日の土曜日、第3回目のエクスカーションが行われましたクラッカー
今回は、「軍隊の視点から見た日本の戦争の歴史とその戦後復興とのつながり」を研修員に学んでもらうため、呉の大和ミュージアムとてつのくじら館、そして江田島の第一術科学校への訪問ですキラキラ

大和ミュージアムでまず研修員の目を引いたのは、戦艦大和の縮小版模型船感嘆した様子で写真をパチリ、パチリ(≡^∇^≡)館内に展示された解説や動画や写真を含む展示物をじっくり見ながら、戦前は東洋一の軍港・日本一の海軍工廠として、戦後は有数の臨海工業として知られることになる呉の歴史を、そして戦艦大和造船のため用いられた最先端の技術が、戦後において製鉄、造船、精密光学機器等様々な産業分野の発展に大きく貢献した事実を学んでいました学校

てつのくじら館では残念ながら英語での説明・音声ガイドはなし汗けれど、そんなのは必要ないビックリマークとばかりにと館内に置かれた実際の地雷や様々な種類の潜水艦に模型を観察し、実際に使用されていた潜水艦に搭乗できるという貴重な体験も楽しんでいる様子でした。

ブログ版PB通信

お昼ごはんは各自好きな場所で好きなものを堪能していましたビックリマーク以外だったのは、スターバックスやベーカリーを横目に、皆さんお好み焼き屋さんや定食屋さんが連なるフードコートを利用していたことアップ「郷に入ったら郷に従え」とでもいうのでしょうか、皆さん和食派のようですえっ

最後の訪問地は第一術科学校ですビックリマーク歴史的重みが伝わってくる大正時代の建物や日本の戦争の歴史を移す多くの展示物を、職員の方に丁寧に解説していただきました目日本語での解説も何のその、1名の日本人研修員が同時通訳をかってでてくれて何の問題もなくあっという間に1時間半の見学は過ぎてしまいました得意げ

ブログ版PB通信

帰りはフェリーにバスごと乗り込みアステールにあし海に浮かぶいくつもの島キラキラとそこに沈む真っ赤な夕日の幻想的な風景の美しさに、皆さん感激していました。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
週ごとに続いた3回のエクスカーションもこれで終了しょぼん研修員の皆さんの協力的で何事にも熱心な姿勢に励まされつつ、今年のエクスカーションが広島での、そして日本での研修の一部として彼らの胸に残れば・・と思う新人スタッフなのでしたにひひ


広<br />島ブログ
2012年02月20日 posted by blog-peacebuilders

エクスカーション報告②

テーマ:平和構築人材育成事業
2月4日土曜日、本コースの研修員とともに宮島に行ってきましたアップ
連日の研修にもかかわらず、研修員の皆さんは元気な様子で時間通りに集合ビックリマーク天気は最近稀にみる快晴晴れで、まるで日頃頑張っている研修員へのご褒美であるかのようですヾ(@°▽°@)ノ

今回の宮島エクスカーションのテーマは、「日本の神仏混合文化と宮島住民のコミュニティ意識」。宮島に点在する多くの神社とお寺は、神仏混合文化という日本のユニークな文化をまさに反映しています。とりわけ、厳島神社の廻廊から五重塔を垣間見たときそれを改めて実感できます。厳島神社、町屋通りをめぐりながら、宮島の歴史や文化、そして人々の暮らしについて解説されるガイドさんの話を、研修員は熱心に聞き入っていました耳
ブログ版PB通信

午後は研修員全員で弥山散策富士山ロープウェー搭乗後、弥山本堂霊火堂の「きえずの火」あし目の前には森に囲まれた密教寺院である弥山本堂を、そして背後には美しく海に建つ厳島神社のコントラストに、ここでも日本の神仏混合文化が体感できますラブラブ!

研修員はお賽銭を入れたり、おみくじを引いたり、写真を撮ったりして日本の文化を満喫している様子でしたアップそこから元気のある多数派は頂上目指して出発、一方市街地探索を希望する少数派はそこで引き上げてロープウェー乗り場へDASH!

ブログ版PB通信

もちろん忘れてはならないのが宮島の食文化クラッカー今が旬のカキや定番の紅葉まんじゅう、焼き栗、揚げ天などなど、宮島のおいしい食べ物に皆さん舌鼓を打っていましたニコニコ
その中でも研修員に好評だったのが「揚げもみじ」もみじ串に刺さったアツアツの揚げもみじをフーフー言いながら頬張っていましたやぎ座


ブログ版PB通信
17時25分、帰りのフェリーに無事全員が搭乗船帰りのバスの中では、日中の市街地探索と弥山散策で皆さん少々お疲れの様子でしたガーン
バスはほぼ定刻通りにアステールプラザに到着し、第二回目のエクスカーションは笑顔で終了となりました(=⌒▽⌒=)

今回のエクスカーションで感じたことは、研修員の皆さんがとっても協力的で、何事にも熱心で、そしてタフであることです!!新米スタッフに頼りなさを感じたのか、進んで協力をしてくれ、時間もきちんと厳守!!ガイドツアー中もガイドさんに多くの質問をされていましたし、意気揚々と弥山登頂までされたのには驚きましたヘ(゚∀゚*)ノ
そんな姿に励まされつつ、今回のエクスカーションが宮島の文化・歴史を学ぶよい機会になるとともに、連日研修に追われる研修員の束の間の休息になったことを願うのでしたシラー









広<br />島ブログ
2012年02月12日 posted by blog-peacebuilders

ヘブロンについて

テーマ:パレスチナ

さて、続きは事業地となるヘブロンについて。


アラビア語名はAl Khalilと書いてアル・ハリールと読みます。(ハの音は喉をこするようにして出す音。アラビア語には日本人の耳で聞いてハに相当する音が三種類もありますはっ

「パレスチナ」で画像検索をかけてみると、ニュースでよく耳にする「ガザ地区」と「西岸地区」が色分けされた地図を見ることができます。

西岸地区」のくびれの部分がエルサレム、その下にベツレヘム、そして南部の大部分がヘブロンに相当しています。

14の小行政区からなるヘブロンは西岸地区内で最大の面積を持ち、また最大の人口を抱えています

宗教にかかわる点では、旧約聖書に登場するアブラハム(イブラヒーム)が開いた土地で、世界最古の都市の一つとしても知られていますクローバー

アブラハムはキリスト教、イスラム教、ユダヤ教の三宗教の始祖として考えられ、彼のお墓があるマクベラの洞窟は聖地として大切にされています。


そんなヘブロンの新市街地はたくさんの人でにぎわっています!



ブログ版PB通信

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タクシーがひしめき合い、若者たちがそぞろ歩き、女の子も快活におしゃべりしながら通りを行き過ぎています。

この新市街地はこの数年で急速に発展した新しいスポットです。

アブラハムの時代から古く栄えていた旧市街地はというと、現在はほとんどがらんどう同然。。。



ブログ版PB通信

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これにはイスラエルの入植地政策が大きく影響しています。


ヘブロンでは第三次中東戦争後すぐに建設がはじめられた「キリヤット・アルバ」を始め、約15の入植地があります。(一つの街を成していないものを含めるともっとたくさんあります)

これらの入植地は国際法上でも違法と考えられていますが、多くのイスラエル市民がそこでの生活を定着させているのが実情です。

これらの入植者の安全を守るためイスラエル政府は様々な政策をとっています。

入植地に近い幹線道路のバス停には必ず武装した兵士が待機し、入植地の入口には堅硬なゲートが設けられています。

ヘブロン旧市街は、キリヤット・アルバの住民とパレスチナ住民の衝突を避ける目的で閉じられました。

旧市街に住んでいた家族は移住を余儀なくされ、また多くの商店が閉店しました。

授業を続けている学校もありますが、子どもたちは毎日、兵士の待機するチェックポイントを通らねばなりません。

旧市街にあるアブラハムの墓所を祀ったイブラヒームモスクへ行くにも荷物のチェックやIDの提示が求められます。(提示したからと言って必ず入れる訳でもありません)

こうした入植地にかかわる問題は、ヘブロンの住民にとって日常的な外的要因として存在しています。


他方、ヘブロンの内部にもさまざまな問題があります。

□家族のつながりが非常に強く、行政府の人事や商業にも深く関係し、腐敗の原因になっていること。

□家同士の関係が子どもの友人関係にも影響していること。

□伝統が重視され、新しい物事が受け入れられにくいこと。

□社会環境の整備と人口増のバランスが保たれていないこと。

□若者のエネルギーや能力を自由に発揮できる場所が少ないこと。

などなどなど。。。。数え上げればまったくキリがありません。



政治的な要因は、イスラエル・パレスチナ2国家だけでなく国際社会を巻き込んだ大掛かりな働きかけをもってしても、解決が困難です。

しかしヘブロンのコミュニティが抱える内的な要因は、人を育て、つながりを作っていくことで変わり得ます

そんな目的を持った今回の事業。

次回詳しくお話しさせていただきます!



*パレスチナでの教育支援事業にあたり、ボランティアを募集します。

日本語書類の英文化作業や、事業紹介、日本国内での広報活動などが主たる内容となります。

パレスチ問題にご関心のある方、詳しくはなくてもこれから知っていきたいという方、さらにはアラビア語ができるという方!!大歓迎です。

お気軽にメールにてお問い合わせください。

imamura@peacebuilders.jp

(担当:今村)



広
島ブログ

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