GK川島、勇気と正義感あふれる抗議が実る! ② | 北浜・西天満で働く弁護士のブログ

GK川島、勇気と正義感あふれる抗議が実る! ②

8月25日ブログ「GK川島、勇気と正義感あふれる抗議が実る! 」の続き。


サッカーのベルギー1部リーグの「ゲルミナル・ベールショットAC」


サポーターが、「フクシマ」と連呼し、リールスの日本代表GK川島永嗣を挑発、

川島が相手サポーターの行為について主審に抗議し、試合が一時中断した件。


クラブ側は、8月24日付けのクラブ公式サイトで、サポーターの不適切な行為を謝罪文を掲載しました。

しかも、日本語で。



公式サイト:Beerschot AC (HOME>Niews(25.08.11 10:54u)


結びの言葉。

今回の出来事には遺憾の意を禁じ得ませんが、これを契機に日本およびベルギー両国の友好が深まることを期待しています


この言葉のとおり、

悲しむべき行為があったものの、

GK川島の勇気と正義感あふれる抗議を契機に、

日本とベルギーの友好関係が深まるのであれば、


まさに「雨降って、地固まる。」(A broken bone is the stronger when it is well set.

(揉め事など悪いことが起こったあとは、かえって前よりもよい状態になることのたとえ)


とても素晴らしいスポーツマンシップだと思います。


GK川島永嗣もメンバーに選ばれた、ブラジルW杯3次予選。

日本人が誇るべき日本代表を、心から応援したい気持ちがより強くなりました。

(8月26日ブログ「9月2日vs北朝鮮、日本代表メンバー決定! 」)



(ご参考)ゲルミナル・ベールショットAC謝罪文


お知らせ

2011年8月24日

コニンクリーケ・フットボール・クラブ・ゲルミナル・ベールショットACは、確固たる基盤の下に設立されたフットボールクラブであり、したがって大きな社会的責任を負っています。我々はダウンタウンプロジェクトと名付けられた社会貢献プログラムに基づいて、地域コミュニティと接し、支援が必要な人々や移民の方々と手を取り合っています。同時に我々は、偏見や差別をなくす努力が必要なことも認識しています。サポーターの皆さまには、常に全力でゲルミナル・ベールショットACを応援していただけるよう期待していますが、対戦相手には常に敬意を払うことも忘れて欲しくないと思っています。ゲルミナル・ベールショットACは、公式ウェブサイトやFacebookを通じて、いつ何時であれ、ポジティブなかたちで我々をサポートしてくださるようファンの皆さまにもお願いしています。

リールスで行われたアウェイゲームでは、不幸な、そして容認し難い行為が発生し、我々の社会的責任に陰を落としてしまいました我々は今一度自らの社会的責任に立ち返り、去る金曜日の出来事に特有な経緯と影響を考え、被災なされた日本の皆さまに何らかの支援ができないかとサポーターへの呼びかけを行い、義援金を募ることといたしました。義援金送付先は赤十字(口座名:gift Japan - Beerschot"、口座番号:000-0000053-53)です。

ゲルミナル・ベールショットACは、すべての公式チャンネル(ウェブサイトおよびFacebook)を通じて義援金を呼びかけ、来週日曜日にホームスタジアムで行われるスタンダード・リエージュ戦の際に再度サポーターにこのメッセージを発信します。

最後になりますが、東日本大震災および巨大津波で被災した方々、とりわけ福島県民の方々に心よりお見舞い申し上げますとともに、一刻も早い復興をお祈り申し上げます。今回の出来事には遺憾の意を禁じ得ませんが、これを契機に日本およびベルギー両国の友好が深まることを期待しています

コニンクリーケ・フットボール・クラブ・ゲルミナル・ベールショットAC

選手、関係者一同 

(公式サイト:Beerschot AC (HOME>Niews(25.08.11 10:54u))