始めまして、W1(ワンゲル一年)の任です。

 

といっても、もう二年生です。去年の秋ぐらいに入部し、半年経った今年の四月に初めて沢に行きました。沢登りはワンゲルのメインの活動になっているが、まだ沢に行ったことのない自分は沢登りってどういう感じなのかがいまいち分からなかった。不安と期待の気持ちで先輩たちとともに、今年の初沢、そして自分にとっての初沢である小草に行きました。

 

出発の前日は部室に泊まって、ちょっと寒いけど、寝袋の中によく眠れた。短い睡眠を取ったあと、夜中三時に先輩の運転で国立から出発した。免許を取ったばかりの先輩には心配だったけど、予想外の安全運転で車で快適な二度寝をした。しかし天気に恵まれず、途中で雨が降り出した。目的地に着いたのは七時ぐらいで、雨はまだ止むことなく、そのまま沢に行くか、中止にするか、今回のCLの小川は難しい選択に迫られた。雨の中はさすがに…と、個人的は一瞬帰りたくなったと思ったが、それを言えなくて、静かに車の中でおにぎりを食べた。食べるスピードはあまりにも遅いため、先輩にツッコまれた。それで一時間ぐらい待ったところで、雨が弱まり、小川は決断をし、沢登りを続行することに。まだ慣れてない装備を三十分かけてつけてから出発した。

  

 

完全に自然の中に入って20分ほど歩いたところ、沢が見えた。そして沢を辿ってさらに進む。また雨が降っていたせいか、足を水に入れる時は冷たく感じる。できるだけ沢を避けて歩きたいけど、CLの小川はどうやら沢が好きで、ずっと水の中に歩いていた。雨の中に岩はとても滑りやすいので何度も倒れそうになったけど、先輩たちは全然余裕で結構早いペースで歩いていた。やはり自分は修行足りてないな。

 

 

 

 

一時間歩いたところに休憩に入った。今回のOTANOSHIMIは葉玉先輩のフィリピン産バナナ、とても甘くておいしかった。

 

 

 

進めば進むほど道が歩きづらくなり、そして、あまりクライミングの経験のない自分は濡れて滑りやすい岩を登るときはちょっと怖かった。でも先輩たちにどこに踏むか、どこの岩をつかんで登るかをいちいち教えられて、何とか乗り越えて、少し達成感を感じた。雨は全然止む気配がないので、計画が変わって、予定のルート半分で折り返すことになった。

 

いよいよ最後の難関、三段の沢についた。

 

壮観な景色を眺める楽しさより、そんなのも登るかの不安のほうが大きかった。CLの小川の後について少しずつ登って、何とか無事に上の方に上がった。

 

 

しかし、それは終わりではなく、最後に懸垂下降で降りるのも想像したよりずっと難しかった。また装備に慣れていないため、確保するには長い時間かかった。それもほとんど先輩がやってくれたし、自分の無力さには面目なかった。下降するときもミスをして一回思い切り壁にぶつかった。ちょっと痛かったけど、気を取り直して無事に降りた。

 

 

その後は登山道に入って駐車場に戻った。やはり今回はうまくできなくて、先輩たちの足を引っ張るばかりで悔しかった。次回の沢登りまでしっかり練習して、クライミングにも慣れて、次の沢を挑みたいです