【?報道】防空識別圏とユネスコ文化遺産 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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日本の報道が変なのか、あるいは中国の発表がおかしいのかはわからない。

でも、防空識別圏と領空がごちゃ混ぜになっているような報道が気になっている。
中国と日本の防空識別圏が、重なっていることが問題なのではない。

防空識別圏内の航行に制限を設けたり、他国の領空にまで入りこんでいることが問題なのだ。



ユネスコの文化遺産(食文化)というのは、商品のことではない。
その食に関わる民、風習などを指しており、商品などに対してはユネスコは指定しない。
これは、能や歌舞伎の芸自体を遺産とするのであり、それに使われる面や衣装を遺産とするわけではないことと同じだ。

実際に、これを勘違いしてユネスコから注意を受けたところがある。

つまり、文化そのものを遺産としようという趣旨なのだが、一部に勘違いしているような報道があった。

具体的にいえば、和食やキムチが文化遺産なのではなく、食に美を求める和食の伝統、あるいはキムチを共同作業で作る風習(キムジャン文化)そのものを称えているわけであり、和食やキムチを遺産とするわけではない。

ユネスコは、こうした文化遺産を、物を対象とした商業主義に転じさせることを戒めている。