電車の中吊り広告でアスキードットPCがハードディスクの修復を自分でやるという特集があるのを知って早速池袋のキオスクで購入して読んでみた。
 徹底的にという言葉に、すわ分解してディスクを取り出して・・・なんてことを想像したのだが、ソフトでレジストリを元に戻してなんとかデータを修復するというありきたりの方法の紹介で、最後にシステムが立ち上がらなくなったハードディスクを取り出して、外付けで別なパソコンで読みにいくということどまり。
 まあアスキードットPCの読者想定を考えれば、当たり前で広告コピーに惑わされた私が悪い。
 しかしハードディスクのクラッシュはそんなに甘くない。今年の四月、わが部署で一台のノートパソコンが突然電源が落ちた。前ぶれもなく、落ちた。そしてそれ以後、システムが立ち上がらなくなった。ブートプログラム(MBR)が書かれた部分が物理的にクラッシュしたのだろうか。いや外付けにしてもハードディスクがあること自体を認識してくれない。こうなるともう素人ではお手上げで打つ手がなにもなくなる。
 おそらく大半のデータはそのまま残っているはずなのにでなる。この前CD-ROMベースで立ち上げられるリナックスKnoppixで立ち上げてハードディスクを読みに行くという方法をなにもなくなるかの雑誌で読んだが、あるいは試してみる価値はあるかもしれない。みんなが思案投げ首のところでそんな技が繰り出せれば、まあかっこいい。
 が、失われたデータは戻ってこない。狙ったわけではないだろうが、実はアスキードットPCの最後の方に大塚商会のデータリカバリーセンター の広告が出ている。ここならホントに分解してやってくれる。そのかわり10万以上。それでも藁をもすがる思いの時は必要なサービスなのだ。 
もう一箇所見つけてある。まだ依頼はしていないが、値段が安く信頼できそうなので今度重篤な障害があった場合には問い合わせてみようと思っている。
奥山電脳工房

<追記>コメントにMind Resolve の「みなみ まさあき」さんが有益な情報を書き込んでくださった。ハードディスクでお悩みの方はお読みいただきたい。そうそう、アスキードットPCの記事にハードディスクの修復の記事を出すと売れると書いてあった。特集を望む声が多く、この号の特集はリクエストに応えたものだそうだ。修理に出す前に、みなみさんのコメントをよく読み、上記に紹介したサイトに書いてあることもよく読むと、ハードディスクのトラブルが、どういうところで起こっているかわかってくる。