コタツでいつものようにうたた寝をしていて、日付が変わったころに目が覚めた。歯を磨きに行こうとして起き上がろうとすると、筆者のすぐ右のあたりから「ゥニィー」とか細い声がする。


見ると、ねこ がコタツ布団からちょうど人が布団をかけて寝ているように頭だけ出している。

毛の長いしろいねこ-コタツで


画像はしばらく前に撮影したもので、このときの ねこ は眠っていたが、今夜の ねこ は両方の前足を並べ、頭をスフィンクスのように持ち上げていた。


すぐ横に自分ががいることに気がつかないで、うっかり筆者に手をつかれたりしたら困る、と ねこ は声をかけてきたのかもしれない。


「そこにいたのね、わかったよ、いい子、いい子、だいじょ(う)ぶ、だいじょ(う)ぶ」などと言いながら頭をそっと撫で、歯を磨いて戻り、今まで点けてあった豆電球を消し、今までとは反対側に再び寝ることにした、コタツのスイッチが手に届く方に。



電源を切ってあれば ねこ はコタツの中に入ったままだっただろうけれど、寒い夜でコタツは通電してあったので ねこ には暑かったのかもしれない。