朝、二階の廊下のカーテンを早めに開けて陽射しを取り込むことにした、外は強風が吹き荒れていたし朝方は地面が昨夜降った雪でうっすらと白く、陽射しは出ても気温の上がらない寒い一日になりそうだったので。


二階の廊下は、ふだん窓を細く開けて室温があまり上がらないようにするのだが、今日は窓を閉めておかねば、芽が出たばかりの野菜の苗に少しでも強い光を当ててやるために、できれば苗を入れている衣装ケースのふたを開けておきたいので。


一時間ほど経ち、室温が少しは上がったかしら、と二階に上がってみると、かすかだが何やら聞きなれない音がする。


何だろうと耳をそばだてながら廊下を見ると、ねこ が丸くなって眠っている。廊下のフローリングの上だが、陽射しがいっぱいで長毛種の ねこ は暖かそうに見える。


聞きなれない音は、ねこ のイビキだったのですよ、ぐっすりと眠っている ねこ を起こさないようにそっと下に降りることにしまして。


毛球症がそろそろ治りかけ、昨日は曇りのち雪の寒い一日でコタツの中には始終飼い主たちが出たり入ったり、動いたりするので、くつろいで眠ることがあまりできなかったのかも、お疲れだったのかしらん。