朝、家族が6時から仕事を始めるために起きて、いつもより少し早い一日が始まった。ねこ は一日が始まっている気配を察したのかコタツの中から出てきて、何となくストーブのそばに座っていたのだが。


まもなく、ねこ はスタスタと歩いて寝室に行ったかと思うと「アオゥ」と変な大声を出し、様子を見に行った家族の前で思い切り戻したらしい。


家族が片付けようと新聞の折り込み広告を持っていくと、ねこ はもう一度、今度はプラスティックのファイルの上に、こちらは片づけが楽だ、と家族はサラリと両方の吐瀉物を片付けて仕事場に行ったのだが。


ねこ は午前中ずっと、コタツ布団の端や、角を広げた「おザブ」に丸くなって眠っていて食欲はなし。手作りゴハンは二食ともほとんど手付けずのまま。


一度目に戻したときに、中には大きな毛のかたまりがあったのだそう。その毛球を見た家族は、すぐに毛球症対策ペーストを舐めさせたのだが「それが少し早かったかもしれない、もう少し胃が落ち着いてからの方が良かったのかも」と。


ペーストを舐めさせたのが早かろうと遅かろうと、ねこ は目下毛替わりの真っ最中であれだけ毎日のブラッシングで抜けているのだから、予防に時々ペーストを舐めさせるべきだったかも、いつもこの時期になると同じことを繰り返しているのだがなぁ、などと。


ドライ・フードの方が食べたい気が少しは起きるようで、ねこ はねだっては少しずつ食べているが、体の動きや目の輝き、口の中の様子などに目立った変調はなさそうなので、二、三日前に量ったときに比べて少し体重は軽くなったけれどもまぁ大丈夫だろう、と。