我が家(母屋)の東側と北側に、雨水を逃がすための…他にどんな目的があるのでしょうねぇ…側溝があり、風向きの関係で向かいの家や我が家の「趣味の菜園」に植えてあるブラックベリーやクロスグリなど小果樹の葉が冬の強い季節風が吹き荒れるうちに溜まってしまっている。


そろそろ三月の声を聞くこのごろ、当地は寒冷地の入り口にありしばしばドカ雪が降る季節をひかえて、側溝を掃除しておかないと、と。


もののついでに、玄関の周囲の物陰に吹き溜まっている落ち葉も、竹ぼうき、チリトリ、手グワ、庭ボウキ、移植ゴテ(小さなスコップ)などを順に使いながら、側溝の中で雨水や雪解け水に濡れた落ち葉を上げたり、掃き集めたりしていた。


どこからともなく ねこ が現れて、いつもとはちがう辺りの様子に好奇心一杯なのかどうか、飼い主の足元に来たり、落ち葉が掃き集められるちょうど中心に座り込んだりと。


筆者がもう少し気が短いか、あるいは時間のないときだったなら、抱き上げるか家の中に連れて行くか、家族に部屋から出さないように頼むかしたかも知れないのだが。


ねこ は飼い主が戸外で何かしていると、どこで見ているのかいつの間にかやってきて、ときにあらぬ方角を向いて「伏せ」をしたり座ったりして遠巻きにじっと観察している(?)ことも多いのだが。


ホウキの動きが面白かったのかどうか、今日はしきりにじゃれてくる。


そのうちに、たっぷりと水を含んだ落ち葉が ねこ の足元にドサッと落ちたのに驚いたのか、ゆうに人の背丈ほどもある段差を跳び上がり「趣味の菜園」へと消えていった。お手伝いのつもりだったのか、じゃれて遊んでいただけだったのか、それとも監督しているつもりだったのか。


いずれにせよ、ようやく東から北側へ移る角のところまで掃き集めた落ち葉はかなりの量になり腰に響くほどの重量になっていたので、足元をチョコマカされるうちに泥水を ねこ の毛皮に引っ掻けずに済んだのはまぁありがたかったかも。