昨日一日舞っていた雪は夕方からしだいに地面を白くし始めていた。夜の間中台風のときのような風音がしていた。


明けた朝は、一昨日までの春のような陽気は一変した真っ白な世界に、雪がすべてのものを覆っている。陽の光が雪に反射してまぶしい。


外に出ると、往来からの進入路には猫が二回出入りした足跡が。


毛の長いしろいねこ-あしあと

足跡は浅く、すぐにアスファルトが見えている。雪は確かに大して積もってはいないけれども、サラサラしていて細かい雪片は、夜通し吹いていた風に乗って、一旦地面に舞い降りたあとで再び吹き上げられて地吹雪になっていたらしい、開けた道の上はあまり積もっていないので ねこ の足跡はあまり深くはないけれども、物陰などはもっと厚く積もっている。


ねこ は明け方近くになってどこかから帰ってきて筆者がいつものようにうたた寝をしている枕元にやってきた。体を撫でると、うっすらと水滴がついていた。コタツ布団を持ち上げると、すぐに中に入って丸くなり、電源が入れてあるコタツの中で朝まで眠っていた。


とすると、朝の進入路の猫の足跡は、我が家の ねこ が、雪が積もってから出かけ、戻ってきた足跡だったのかしらん。