ねこ が、ときどき電子ピアノの上に乗ることがある。


ふたのない我が家のピアノ、使っている時もいない時も、鍵盤も様々なスイッチもむき出しなので、普段は布を一枚かけてあるのだが、その布の上だったり、楽譜が置いてあると、その上だったり、ねこ は丸くなって眠っていることもある。


ねこ が目を覚ましてか、寝返りを打とうとしてか、起き上がって歩こうとしたのか、鍵盤を布の上から踏んで歩いている。


布の上からだから下がどうなっているのか ねこ にはわからないのだろうか、ねこ の足の肉球が微妙に鍵盤を弾いているかもしれない。


プラグを差し込んで電源を入れないと ねこ の足と手によるメロディーが聞かれないのは多分幸いなことでしょうけれど。


お猿さんだと、あるいはひょっとしたら、メロディーを憶えられるのかしら、などと。


「ねこふんじゃった」は、作曲者不詳ながら、世界各国で親しまれているのだそう、各国で、この曲の呼び名は「猫」が必ずしもついていないのだとか(→詳しくは、たとえば Wikipedia「猫踏んじゃった」 )