夜中に帰ってきた ねこ は、すでに明かりを消してコタツでうたた寝をしていた筆者のそばで二食目の手作りゴハンの残りを食べたあと、筆者の顔の辺りに来たが、睡魔に負けた筆者は ねこ の顔を撫でただけでまた眠ってしまったらしい。


ねこ は居間を出て階段を上り、二階のガラス戸が開く音がしたので、二階のお気に入りの段ボール箱に入って眠ったのだろう。


早朝、まだ明るくなる前にコタツの中で寝返りをうとうとして、ねこ がいつの間にかコタツの中で丸くなっているのに気がついた。


通電していなくても、人が入っていればコタツの中は火の気のない二階よりはずっと温かいのだろう、ねこ は降りてきてコタツに自分で入り、筆者に体をくっつけて眠っていたのだろう。ずいぶん寒くなってきたということだろうか、今朝の最低気温は4度Cで、この頃の当地としては極端に冷えたわけではなさそうだったのだが。


家族が起きてきて我が家の朝が始まった頃にはまだそのまま眠っていたのだが、一食目ができるころにはどこかへ行ってしまった。